2007年02月09日

武士道精神は悪しき遺物か?


今日はハッキリ言って、超〜カタイです。
カタイのが嫌いな方は、
後半に『○○○君との会話』を付録として加筆しましたので、どうか、それまでは我慢して、お付き合い下さい。

昨年のある日です。
小生が“尊敬する年配者”の方から、
「武士道というものは、封建社会の悪しき遺物だから、子供の教育論に持ち込むと矛盾を来たす」
とお叱りを受けました。

仰せの通です。
確かに、“悪しき遺物”の部分は多々あります。

しかし、小生は、
武士道精神を源とする武道精神の確かさを信じており、
当然、小生なりの持論を以下のように陳べさせて頂きました。

武士道精神が悪く捉われてしまうのは戦後です。
軍部が、大和魂や武士道精神を利用して、
国民に国家への忠誠心を誓わせ、
若者たちを戦争へと駆り立てていったこと、
に、端を発しています。

それは、時代を遡れば、
明治維新以降の富国強兵によって、
日本は帝国主義に走り、近隣諸国を植民地化していき、
上から物を見る征服的観念に支配されていったからです。

しかし、
それは極端なナショナリズムであり、
正しい解釈とは評しがたい、
と小生は思っております。

その誤解となる部分が、
武士道精神の中にある『忠』であります。

この『忠』こそ、
トップの人間のあり方次第で、
どのようにも捉えられ、
利用されてしまう危険性を孕んでいるのであります。

国家の為、会社の為、組織の為、
それらの為に『忠』を押し付ければ、
人ひとり一人が持つ、個の魅力が失われてしまい、
上意下達の封建社会的な状況が生じてしまうのであります。

誠真会館では、
忠を、人へのまごころ、と解釈いたしました。
小生には、上意下達的な傲慢な考えは一切ありません。

今、
教育の世界に必要なのは、
国から押し付けるような教育ではないのです。

戦後、つまり、1945年以降、
大和魂とか、
武士道精神とか、
そういった日本の道徳観念がないがしろにされ、
欧米主体の文化や生活様式へと移行されてきましたが、
日本人が伝承すべき良いものは沢山あった筈です。
何もかも捨て去る必要はなかったのです。

小生は、このように荒廃した、今こそ、
日本が誇るべき、時代に即した道徳規範を、民間人レベルで、文化的に、復活させることが大切だと信じて疑っていません。

こんな発言をすると、
「戦前に逆戻りする」
と反発してくる人も中にはいますが、
小生には、何一つとして、
逆戻りする要素など持ち合わせてはおりません。

小生はさらに、その“尊敬する年配者”に、
仁・義・礼・忠・孝・勇・信、といった武道精神の支柱を話していきました。

口角泡を飛ばすこと、約1時間。
小生が“尊敬する年配者”の方は、
やっと、理解をしていただき、
そして、深く共鳴していただいたのであります。

その“尊敬する年配者”とは、
誠真会館の名誉顧問になっていただいている、
神波史男先生であります。

以上、誠真会館が誕生するにあたり、
そのような激論があったこと、
理解していただければ、嬉しく思います。





さて、付録の『○○○君との会話』です。

まさか、武士道精神をいっきに飛ばして、いきなり、付録に来た人はいませんよね?
もし、おられるなら、戻って下さい。
付録は付録、ですからね。

ところで、あのカメダコウキ君、
先日、千代大海関と相撲の稽古したらしいですね。
そこで、相撲稽古を題材に付録を一つ書いてみました。


小生の道場にコウキ君が見学に来て、
「少年部の稽古な、相撲を取り入れたら、ええで」
「そういえば、テレビで、千代大海関が子供を相手に相撲を取ってたな」
「俺やソレ、子供ちゃうで」
「コウキ君でしたか」
「大きいな、関取な、やっぱ大きいで」
「大丈夫、コウキ君のビッグマウスこそ最大です」
「目の前で見たら壁やで」
「壁なことあるかい。どう見ても人間は人間たい」
「オッさん、例えで言うとんのや、例えで」
「あ、そうでっか。それはよかったばい。人間が壁に見えるようになったら、パンチドランカーの始まりだべさ」
「ナマリ、無茶苦茶や」
「ところで、関取とのガチンコ稽古はどうでしたか?」
「よかったでぇ、さすが、くにわざだけあるな」
「くにわざ? こくぎ、国技じゃないの」
「まぁ、そう読む人もおるな」
「おらんよ、コウキ君。君だな、路上に書いてある『近くに公園アリ』という字を『近くにハム園アリ』て呼んだの」
「次の相手はな、張り手でロープの外まで飛ばしたる」
「聞いてるの、公園をハム園、て呼んだの、君でしょ?」
「猫だましから、猫パンチもええかもな」
「あのね、だから、公をハム」
「オッさん、ごちゃごちゃうるさいわ。そんなんいうたら、俺も言うたるで」
「なにを?」
「分別ある団塊の世代、いうところを、ブンベツあるダンコンの世代、いうたやろ?」
「・・・」
「ナニ急に眠っとんねん。あのな、分別ゴミと団塊の世代を一緒にしたら、あかんで。そうやさかい、団塊の世代が家庭で生ゴミ扱いされんねん」
「うまい!」

ちゃんちゃん。



前半は、
老舗の頑固な板前が作った一品料理。
後半は、
冷蔵庫の生ゴミ寸前の残り物で小生が作ったハム炒飯。

以上、ふた品、いかがでしたでしょうか。

posted by 井上誠吾 at 09:16| 日記