2007年10月23日

理想の社会

またしても官僚たちが問題を起しました。

前防衛省の守屋事務次官が商社との癒着疑惑がでたり、
厚生労働省幹部たちが肝炎患者リストを放置していたり、
防衛庁幹部たちが海上給油量を隠蔽していたり、
行政法人の役員の3割が天下りだと指摘されたり、
どうして、こうも官僚たちの諸悪が続くのか・・・?

小生が尊敬してやまない吉田松陰は、
『体は私なり、心は公なり。私を役して公に殉ふ者を大人と為し、公を役して私に殉ふ者を小人と為す』と。
つまり、『体はその人のものだが、心は社会や国家のものである。公のために捧げる徳のすぐれた人を『大人』といい、社会や国家を自分の都合で利用する人を『小人』という』
と言っております。

そこには、利己主義的な考えはなく、
人として生を受けた限り、己れは、どう生きるべきか?
との徹底した人生観があります。

問題を起した官僚たちが、昔から、悪事にまみれていた、
とは思いません。
大学を卒業して、省庁に入った頃は、国の為に役立とうと青雲の志を抱いた若者たちであった筈です。

それが、なぜ?
次から次へと、このような失態を続けてしまうのか?

これはもう、社会全体の問題だと思います。
自分さえよければ良い、というエゴイストな考えが蔓延し、
他者をおもいやる余裕さえなくなってしまった、
現代社会の“病”といえるでしょう。

国の未来への希望というのは、
今ある経済力でも、軍事力でもなく、
『若者たちの変革の意欲』にあると思います。

このままの世の中ではいけないのです。
今、大人たちが何とかしなければ、次世代の子供たちは、と
んでもないツケを押し付けられ、自律心さえも無くしてしま
いかねません。
「政も官も財も、どうせ、悪事にまみれているんだ、今更、
変えようたって、変わりゃしない」
と、思わせるような諦めの社会になってはいけない!

理想がとんなに立派でも、行動しなければ意味がありません。
誰かが言いました。
「人は理想を失った時から、年老いていく」と。

日本人が誇るべく武道には、
自律心を徳に高めた精神が内在しています。
それこそ、吉田松陰の生き様でもあると確信しています。

小生、理想を保ち、生涯精進です。
押忍!
posted by 井上誠吾 at 12:11| 日記