2007年10月25日

相次ぐ偽装に思う

北海道の偽装牛肉事件で、元社長たちが逮捕されました。

偽装の発覚は、何も牛肉だけではなく、
『ブランド米』や『ブランド鶏』、また『赤福餅』や『白い
恋人』、さらに遡ると『不二家』『雪印』等々と、食品関係
各社は懲りもせずに次々と偽装商品を生み続けています。

その発覚のほとんどが内部告発であり、
正しい事と信じて勇気をもって告発したのでしょうが・・・。
雪印の不正を内部告発した下請け業者の西宮冷蔵は逆に行
政側から処分を受け、倒産に追い込まれました。
水谷社長は、どん底の生活の中で、街頭カンパなどで会社を
再建したものの、未だに業者間の圧力から、業績は伸び悩ん
でいるようです。

正しいことをやっているのに、報われない。
それが世間というものだ、とは思いたくはありません。
『義を見てせざる勇無きなり』
下請け業者の水谷社長は、勇気を振り絞って親会社を告発したに違いありません。
それが保護されず、逆に処分されること事態が道理の通らない話なのであります。

各会社の偽装・偽造が続いていますが、このままでは終わらず、もっと行っている会社があるのでは、と悪い予感を抱いてしまいます。
今、報道されているのは、氷山の一角に過ぎず、水面下では、内部告発したいけど出来ない人が、全国には数多く存在するのではないでしょうか。
しかし、会社の中での自分の立場があり、さらに、世話になっている上司や社長を裏切れないとか、共に汗を流してきた同僚を困らせたくないとか、妻や子供たちを路頭に迷わせたくないとか・・・葛藤だらけでしょう。
同情を禁じえません。
勇気を持って行動して欲しいと願うばかりであります。

企業の利益追求は当然のことですが、
企業側に、倫理や道徳観念について思考する余裕が必要です。
最近、CSR(企業の社会的責任)という動きがあることを
知りました。
CSRとはCorporate Social Responsibilityの略で、
企業で得た利益を社会還元する、のが目的らしいのです。
素晴らしい!
大いにやってほしいものです。

今、あらためて『先義後利』の大切さを感じます。
先ずは“すじ道”を先にして、“利益”をあとにしなければ、
真の繁栄には至らない、との考えです。

要は、組織のトップのあり方次第です。
組織をあずかるからには、さまざまな不満や欲求をもった
人々の声を受け入れ、個々の個性を生かし、包容しつつ、
人材を育て、目標に向かって全体を舵取りしていく。
それが肝要かと思います。

これ・・・実は、小生自身に言い聞かせていることです。
頑張ります。押忍!


posted by 井上誠吾 at 10:20| 日記