2007年11月22日

続いて、挨拶

挨拶にもいろいろとありますが、
先ずは、どんな世界でも、きちんと挨拶が出来ないと通用し
ないのはいうまでもありません。

数日前。
「おまえ、挨拶もできないのか!」
喫茶店でくつろいでいた小生は、おもわず怒声に振り返ると、
厨房近くで店長らしき人物が新人ウェイターを説教してい
るところでした。
どうやら、この新人さん、おとなしい性格らしく、出勤早々、
挨拶の声が小さい、との事で怒られていたのです。

店長らしき人物の逆鱗はさらに続き、
「いらっしゃいませ」や「ありがとうございました」の客へ
の応対へと発展していき、新人さんは、キツイ言葉をあびせ
られるたびに、消え入りそうな小声で「ハイ」「ハイ」と頷
くばかりであります。

その後、小生の座っている席の真上から強い暖房がふりかか
るので、弱く調整してもらおうと手をあげると、やってきた
のは、先ほどの新人さんでした。
悪く言えば、どこか垢抜けなく覇気がない。しかし、良く言
えば、朴訥で温厚な人柄、と言えるでしょう。
小生の要望に「畏まりました」と小さな声で応えて、快く引
き下がり、調整してくれました。

快適な空間で時を過ごし、レジに向かうと、かの新人さんが立っておりました。
小生が伝票を渡しながら、暖房を調整してもらった礼を言うと、新人さんは「とんでもありません」と小声ながらも純朴な笑顔を見せてくれました。
なんとなく、癒される田舎の若者風の顔であります。
そこへ、店長らしき人物がやってくると、新人さんは一変。、
また怒られるんじゃないか、と緊張も露わに手を小さく震わせながらレジを打ち始めました。
しかし、店長らしき人物が用を終えて去っていくと、新人さんはホッとした表情に戻り、小生の会計を済ませました。

小生、おもわず「頑張って」と声をかけ、出ようとすると、
「ありがとうございました!」とハキハキとした大きな声、を発したのは店長らしき人物でした。
新人さんはといえば、のんびりとした小さな声でありました。

どちらの声が、小生の心に感じたかといえば、
マニュアル通りの大声で見送る店長らしき人物よりも、
小生の目を見て、小さく頭を下げて見送った新人さんの方で
ありました。なんとか負けずに奮闘して欲しいものです。

挨拶の声は大きいに越した事はないけれど、相手に通じなければ、まったく意味がない・・・。
気持ちだな・・・相手に対する誠実な気持ちがものをいう。
新人さんから、ひとつ大切な何かを教わりました。

気持ちを込めて挨拶を、押忍!

posted by 井上誠吾 at 20:01| 日記