2007年12月28日

今年も、あと僅かとなりました。
それにしても、次から次へと、呆れるほどいろんな不祥事や
事件が連続した年でした。

今年の日本を漢字であらわすと、
「偽」
となるそうです。
偽装食品から始まり、官僚の不正、消えた年金、政治と金、
まさに、「偽」「偽」「偽」のオンパレードでした。

それだけではありません。
子供が子供を、子供が親を、親が子供を、兄が妹を、妹が兄
を殺す事件の連続で・・・そのたびに「またか」「またか」
と溜息をつくばかりの年でもありました。

偽りの世の中が生み出した混沌たる憂いの年、でした。

「人の為」と書いて「偽り」です。
人の為になる、良い「偽」=「嘘」であるなら、
「嘘も方便」で大歓迎なのですが・・・。
子供の為、女房の為、会社の為、ひいては国の為、と声高に言えば言うほど、なんだか嘘っぽくなって返ってくる世の中であります。

人の為にやったのなら、
その見返りを期待してはいけない。
自分の信念に嘘や偽りがあってはいけない。

かの坂本竜馬は、やっと大政奉還まで漕ぎつけたのに、
新国家の人事名簿の中に自分の名前を入れず、
「世界の海援隊でもやるさ」と豪快に笑い飛ばした。

高杉晋作にしろ、
その師匠である吉田松陰にしろ、
新国家へ向けた信念の為のみに行動し、命を落としていった。

また、幕府側にいた河井継之助や土方歳三も然り。
柔軟で合理的な面を持っていたにもかかわらず、
最後まで武士の義を通す為に行動し、戦火に散っていった。

彼らの生き方には、
「気骨に満ちた潔さ」こそあれ、
「偽」の欠片さえも匂ってきません。

今、混沌たる憂いの時代にこそ、
自己の信念による行動が必要です。
「偽」──、
こんな時代を何とかしなければならない。
小生、その道しるべこそ、武道だと信じております。

「人が憂う」と書いて「優」です。
こんな時代を「憂い」、「優しい」時代を迎えるためにも、
人に恥じない少年・少女たちを育てる!
との信念を持ち、行動していく覚悟でおります。


押忍!
posted by 井上誠吾 at 16:25| 日記