2008年07月29日

負の連鎖・善の連鎖

先日、八王子の書店で、また無差別殺傷事件が発生し、
そして、昨日は平塚で、女が刃物で7人に切りつけました。

事件は、秋葉原の無差別殺傷事件と似たような構図があり、
模倣という「負の連鎖」が続いております。

昨日の事件は、被害者が軽傷だったことが幸いですが、
何の関係もない無防備な人を襲うことは許しがたいものがあります。
仕事がうまくいかず、親を恨み、社会を恨み、
そして、不満や欲求の吐け口として、何の罪も、縁もない、無防備な人を次々と狙う。
八王子の被害者は、
これから社会へ羽ばたこうとする女子大生、
一瞬にして、殺され、将来への夢も希望もすべてが閉ざされてしまった!。

犯人たちよ、
おまえさんに、いったい、なんの権利があるというんだ?
自分が辛い思い、苦しい思い、そして酷い待遇を受けてきたから、他人を傷つけても構わない、とでも思っているのか!

何も、おまえさんたちだけが、
辛い目、苦しい目、酷い目、に遭っているわけではない!
弱い自分を省みず、親のせい、社会のせいへと責任を転嫁するな!
逃げてばかりで、甘ったれるんじゃない!

今の時代、このような卑劣で卑怯な人間を生まないような、
「社会つくり」が必要不可欠です。

大ホラ吹き、と笑われるかも知れませんが、
誠真会館を創立した目的は、そこにあります。
「武道を通して、強くなった分だけ、弱者にやさしくなれる」
強くやさしい日本人、になることを共に志向する!

このような事件が起こるたびに、
誠真会館で稽古に励む人々が、強くやさしい道場生となり、
そこから、身近な人々へ「善の連鎖」となって広がっていき、
さらに、地域や社会へと広がっていくことを強く望むものであります。

今、10月に行う舞台の稽古に入っておりますが、
まさに、この舞台劇は「負の社会」がテーマであります。
「負の社会」でもがき苦しむ人々が、希望を抱いて生きようとする姿を描いた物語です。

劇団ユニット・『THE☆磨心頑』。
磨心頑──後ろから読むと、頑張って、心を、磨く!
大葉健二、関根大学をばしめ、
特別参加の春田純一、岡本美登、真瀬樹里、
そして、ゲストの方々が、
それこそ、それぞれの厳しい状況や環境の中、
頑張って、心を、磨く、ような稽古に突入しております。

小生の欲張りな願望ですが──、
誠真会館も然り、
THE☆磨心頑も然り、
そこに関係した道場生や俳優たちの力で、
「強くやさしく生きる事」が、
「善の連鎖」となって社会へ広がっていき、
頑張る人々が正当に報われ、
「富めるに誇らず、貧しきを見捨てず」の社会になれば、
小生、その場で、死を迎えても構わない、とさえ、覚悟しております!



posted by 井上誠吾 at 09:46| 日記

2008年07月14日

無事?に合宿終了!

12日・13日と富士五湖の西湖で合宿を行いました。
合宿というのは、概ね予定通りには事は進まないもので、
出発早々、
「あッ、タイムスケジュール表、忘れました」
と言ったのは幹事役の広田先生。
「ま、いいです。自分で下書きしたのがありますから」
と自分で言って、自分で納得しつつ、バスは出発!

フリントしたタイムスケジュール表を忘れたのが祟ったのか、
広田先生の計画通りには進まずに、バスは昼近くになって、西湖のホテルに到着。
午前中に予定していた体育館での稽古は断念して、昼食。
「昼ご飯を買うの忘れていました」
と言ったのは、イケ面?の若者たち。
女子部の有難いお情けで、おにぎりを恵んで貰ったり、食べきれない男の子たちのおこぼれを頂いたりして食いつないでいました。
ちなみに“イケ面”君たちは、女の子たちにモテモテ。
「ヨッシー」とか「クロ」とか、飼い犬のように呼び捨てにされ、
ご本人たちも笑顔で尻っ尾をふって一緒に遊んでいました。

約三時間の稽古、そしてボール遊び、が無事に終了!
否、無事ではなかった。
一般部のAさんとMさんが、ボール遊びで子供のようにハシャギ過ぎて足首をねじったり、後頭部を強打したり、いやはや、なんとも大人げない!
と、かく言う小生も、アキレス腱の古傷を忘れてボールを追っかけて、ふくらはぎがプチ肉離れ!・・・とほほ。

さぁ、少年部はもちろん、“イケ面”君たちも待ちに待った
バーベキューです。
テーブルには肉や野菜、大地の恵みがいっぱいです。
しかし、「コレだけしかないのですか?」と誰かの声に。
「コレだけです」と小生。
食事というもの、空腹時にはもっと食べられると思うものです。
これだけあれば、必ず残る、と小生は思いつつ、バーベキューがスタート!

やはり、残りました。
ここは、“イケ面”君たちの登場です。
「合宿は食事を残してはいけない」と全部食べさせました。
“イケ面”君たち、昼食とは一変、苦痛の食事となりました。

そして、少年部お楽しみの花火大会。
広田先生やのイケ面君たちの“にわか花火師”の大活躍で無事に終了!
と、思いきや、無事ではなかったのが、“イケ面”君たち。
お腹を満タンにして走り回った為、“大地の恵み”が悲鳴をあげて噴火して、西湖の大自然へと戻したようです。

翌日、朝練を終えて、バイキング形式の朝食。
やはり、もっと食べられると思い、皿に盛り過ぎた少年部の
つわものたちが続出、ロングラン朝食に突入です。
一人、二人と完食し、最後に残った、つわもの一人。
「外国には、食べるものがなくて、君と同じくらいの子供がたくさん死んでいっているんだぞ。可哀想だと思わないか」
というと、可哀想な子供の分まで食べようとモーレツにフードファイトするのですが・・・パン一つを残して、ギブアップ!
よく頑張りました!

バイキングの次はハイキング!(うまいと一人ツッコミ)
前日のボール遊びで怪我をした、大人げない一般部のAさんとMさんにとっては“試練の道”!  そして、かく言う小生も、ふくらはぎのプチ痛みで“試練の道”!
さらにコウモリ穴の洞窟めぐりでは、溶岩鉱のゴツゴツした足場が歩きづらく、ダブル“試練の道”!

ほっと一息の帰りの昼食時間。
朝食を残した少年部のつわものたちが、再びフードファイト!
「おにぎり一個食べるのに一時間」
と加藤先生がニコニコ笑っていました。

その時、事件が発生。
「携帯をホテルに忘れました」
と、くいだおれ太郎に似たD君が近くのホテルへ戻ります。
帰ってきた、“くいだおれ太郎”君に、
「しっかりしてくれよ」
と小生が声をかけると、
「誰か、他にも忘れ物していました」と差し出したのは、
どこかで、見たことのあるような黒帯・・・小生の黒帯でした。

広田先生の忘れ物に始まり、小生の忘れ物で終わる。
見事なまでの連携プレー!

皆さん、忘れ物には注意しましょう。

またひとつ、思い出の合宿が増えました。
お疲れ様でした!
posted by 井上誠吾 at 09:44| 日記

2008年07月07日

心と体を鍛える

戦国時代、伊達政宗はローマに派遣団を送っています。
その派遣団の中には少年たちも入っており、ローマの人々は、サムライの子供たちの立ち居振る舞いを見て、
「10才でも、国を代表する使者の役割を果たす判断と思慮がある」
と賞賛したようです。

その時代を見てきたわけではありませんが、
「礼節を重んじ、他人に敬意を払い、おもいやりの心を持つ」
当時のサムライの子なら、異国の地にあっても、威風堂々としていたのだろうな、と納得がいきます。
まさに、ものごころが付いた頃から、心と体を鍛えられてきたた賜物です。

さて、この現代社会。
時代が違うといえば、それまでですが、
つくづく、「心と体を鍛える」ことの大切さを感じます。

よく、凶悪な犯罪者に対して、
「普段は、おとなしくて、いい人ですよ」
そして、そのあとに、
「まさか、あんなことをするとは・・・信じられません」
とテレビで、犯罪者の知人や隣人がレポーターの質問に答えているのをよく耳にします。

なぜ、そうなってしまったのか?
原因は犯罪者の数だけ、それぞれに別れるでしょうが、
小生なりに、一つだけ言えることがあります。
心身ともに鍛えられて育っていたなら、何も犯罪に至るまでのことはなかった、と!

今時の子供たちは、
「飽きっぽく、我ままで、辛抱が足りない」
という人がいます。

しかし、小生は、そうは思いません。
子供というものは、本来、そうしたものではないでしょうか。
だから、“躾”というものが必要なのです。
その“躾”がきちんとされていれば、子供は見違えるように成長していく筈、と確信しています。

しかし、子供たちを取り囲む環境は、
知識や情報を頭に詰め込むことばかりが優先され、
「心と体を鍛える」ということが蔑ろにされています。

そもそも現代の大人たちが、
「心と体を鍛える」ということに重きを置いていない。
何かにつけ、理屈や論理で片付けてしまい、
「心と体を鍛える」という生活をしていないため、
頭は小利口かもしれないが、体感度の鈍い大人たちが数多くいるような気がします。

人生、何もかもが、うまくいく筈がありません。
むしろ、うまくいかないことだらけ、でしょう。
小生自身、生きる勇気や、挑戦する勇気が、根こそぎ挫かれそうになったことが幾たびあることか。
おそらく、死ぬまで、そんな苦悩が続くのでしょうが・・・それでも、「弱い自分に負けないで生きていく」、ことに人生の価値がある。
そう、強く覚悟しております。

道場は、「心と体を鍛える」場所です。
サムライの子たちに負けないような道場生を育てたい!
小生の切なる願望であります。

押忍!

posted by 井上誠吾 at 09:13| 日記