2008年12月27日

人生夢のごとし

今年もあと少しです。
一年が過ぎるのは早いものです。
ふり返れば、あっという間に過ぎてしまいました。

「人生夢のごとし」
人の一生は、瞬く間に過ぎてしまう、ということわざがあり
ますが、まさに、その通りです。

今年を振り返ると、大きな出来事として、
新宿支部開設と一時的苦渋の閉鎖、清瀬支部の開設、九州本部の正式始動、演劇ユニット・磨心頑の舞台公演、等々、
と様々な事があり、誠真会館としても、小生自身としても、
大きな転換期であり、どの出来事も、その当時は、ものすご
く時間が長く感じられていました。

しかし──、
今、こうして、振り返ると、瞬く間の出来事に感じます。

人生も、また然りでしょう。
小生の半生をふり返ってみても、
物心ついた頃から、瞬く間に大人になり、瞬く間に社会に飛
び出していった記憶があります。
そして、
瞬く間に結婚し、
瞬く間に子供たちが生まれ、
瞬く間に子供たちが成長し、
瞬く間に子供たちが独立し、
山あり、谷あり、闘いの連続で、
瞬く間に、齢・56、を迎えてしまった。
来年は、57才・・・。
この分じゃ、瞬く間に還暦を迎えるな。

開き直るわけではありませんが、
楽して、要領よく生きようなんて思いたくもない。
晴れの日があれば、雨の日がある。
それが人生というもの。
例え、嵐になろうが、吹雪になろうが、
必ず、晴れの日がくると信じて、
奮い立って、果敢に闘い続けていきたい!

懸命に闘えば、
その瞬間、瞬間は、
とてつもなく長く感じられるかもしれないが、
とてつもなく充実もしている筈である。

「人生夢のごとし」
瞬く間の人生を、今年も生き抜いた。
また、来年も後悔することなく、充実した年でありたい。

つらつらと、そう思う年の瀬であります。

この一年、感謝を込めて、押忍!



posted by 井上誠吾 at 15:33| 日記

2008年12月19日

季布の一諾

中国の故事に「季布の一諾」とあります。

季布(きふ)、という人は、
義理堅く、一度、人から引き受けたことは必ず実行することから、お金を得るよりも、季布の一度の承諾を得るほうが価値がある、といわれたほど、信頼の厚い人物です。

小生、願わくば、そうありたい、と思っておりますが、
凡人ゆえに、なかなかそうはいかず、反省の日々、です。

人から信頼を得るには、人柄はもちろんのこと、長い時間が必要です。
人に対して、誠実に向き合って、少しずつ培われていくものだと思います。
しかし、そうして長い時間をかけて培ったものでも、ほんの些細なことで、信頼を失うのが人間関係でもあります。

「人は 誰か一人でも
   自分を分かってくれる人がいればいい・・・」

二ヶ月前に公演した舞台のキャッチコピーです。
人の幸せは、そこにある、と小生なりに思っております。

どんなに出世したって、
どんなにお金持ちになったって、
人から信頼されなかったら、そんな不幸な人生はない!
そう思います。

信頼を得るには、
相当な強さが必要です。
相当な優しさも必要です。

強く優しく生きる。
誠真会館の理念であります。
小生自身、それを人生の目標に置いています。
そこへ向かって、常に行動しようとしているにも関わらず、
凡人ゆえに、反省の日々、なのであります。

一朝一夕に信頼は生まれるものではありません。
ただ、自分がゆるぎない信頼をもって人に接すれば、
やがて、相手も必ず感応し、両者に信頼関係が生まれる、
と確信しています。

修養を積むのみ、です。
押忍!

posted by 井上誠吾 at 11:18| 日記

2008年12月13日

呵呵大笑

世知辛い世の中を笑い飛ばす!
時には、そんな時間が欲しいものです。

先日、脚本家の大先輩の御三方と食事をする機会あり、
幸せなひと時を過させていただきました。

80代前半が、野上龍雄氏。
70代が、神波史男氏(誠真会館の顧問)と長田紀生氏。
御三方とも、映画やテレビで数多くの脚本を書いてこられた
御大揃いで、56才の小生など若造もいいところであります。

その席上。大先輩・野上氏が、
「最近足が悪くてな。気がついたらヨチヨチ歩きで前に進ま
ないんだよ。お前たち悪いとこは?・・・ガンくらいだろ?」
と、軽くおっしゃる。
前立腺ガンを根治された神波氏と長田氏は、
「ガンはいいですよ。白黒はっきりしてる。切りゃ済む」
「難儀なのは、たまに尿失禁する。これぐらいです」
と、こちらも軽く返される。

病いのタブーを物ともしない、遠慮のない過激トークに、
小生一人、爆笑していました。

話しは、政界のことから痴話噺まで、多岐にわたり、
3時間ほどで、焼酎のボトル3本を空にしてしまった。
ちなみに小生は、お湯割りを作ったり、水割りを作ったり、
給仕役に徹していたので、それほど飲んでいません。
恐るべし、酔いどれ三翁!

三翁と別れた電車の中、後ろから、中年の男たちの会話。
「最近、何やっても、すぐに疲れる」
「同じだよ。もう早くリタイヤしたいな」

小生、どんな人たちが話しているのだろう、と、さり気なく
振り返ると、どう見ても、小生よりも若い。
40代後半か50代前半だと思われる会社員風の二人。
そのまま背中を向けて聞いていると、体調の愚痴から、仕事
の愚痴へと移行して、不満タラタラの会話が続く。

確かに、この不況下。愚痴も不満も吐きたくなるだろう。
と、同情を禁じえないが・・・、
ふと、先ほどの三翁と比べてしまう。

足が悪くて、前に進まなくても、
ガンを切って、たまに尿失禁しても、
笑い飛ばしながら、今なお、新作に挑み、かくしゃくと生きよ
うとしておられる。

素晴らしい!
いやはや何とも勇気付けられます。

呵呵大笑!
こんな時代だからこそ、ふさぎ込むのではなく、
なんとかなる!
と、奮起して笑い飛ばしたいものです。


posted by 井上誠吾 at 13:36| 日記

2008年12月06日

弱者へのおもいやり

世界的な大不況の折、企業が雇用対策に乗り出しています。

新卒者の内定取り消し、派遣社員の解雇、
と、弱者に対する「切り捨て」が始まっています。

企業を存続させ、多くの社員を守るためにはリストラが必要
なのは理解できますが・・・、
小生、この「切り捨て」は、企業存続のためにやむをえない
のは理解はできるのですが、納得はできていません。

思えば、バブル崩壊の頃、小生の知人が、
「“泣いて馬食を斬る”思いで、育ててきた部下に肩たたきを
したよ」と辛い心境を語っていました。
あの頃と同じ様に、各企業で切る側も切られる側も、悲惨で残酷なリストラが始まるかと思うと、重い気分に襲われます。

武士道に「仁」という徳があります。
「惻隠(そくいん=同情)の心は仁のはじめなり」とあり、
「人をいつくしみ、あわれむ同情のこころ」を持つ大切さを
説いています。
私心を捨て、互いに助け合い、献身の精神をもって、世の
人々に対して接していくべきだ、というのです。

さらに日本人は、武士道が確立する以前から、
大和民族固有の伝統、哲学、習慣から精髄を結晶させて、
「人倫五常の道」の重要さを認識していました。
それは、
君臣・父子・夫婦・長幼・盟友、
この五つの人倫の道です。
君臣とは──君主と臣下、今で言う社長と社員の関係。
父子・夫婦とは──文字通り親子と夫婦の関係。
長幼とは──年長者と年少者、あるいは兄弟姉妹。
盟友とは──同志、友達、同僚、等々の関係。

この五つの人倫の道、つまり、人の守るべき道です。
社長は社員を、社員は社長をおもいやり、
親は子を、子は親をおもいやり、
夫は妻を、妻は夫をおもいやり、
年長者は年少者を、年少者は年長者をおもいやり、
そして、友達・同僚たちは互いをおもいやる。

日本には、古来から、このような教えがあったのです。
これは、永い歴史の中で、営々と培われてきた世界に誇るべ
き日本人のこころです。

100年に一度、といわれる世界的大不況の中、
この国の総理大臣から、庶民までが、日本の原点に帰って、
弱者を切り捨てることなく、
互いに、おもいやりの精神をもって、
大不況を乗り切り、世界の手本となることができないものか!

互助、献身の精神。
これぞ日本流! という独自の解決策が必ずある筈です。

先ずは、為政者や企業の指導者が、弱者を切り捨てない!
政・官・財が一丸となった企業努力が施されれば、弱者は、勤労という奉仕で恩を返してくるのではないでしょうか。

政・財・官の指導者たちに、仁・惻隠の情を実践して欲しい、
そう願うばかりです。



posted by 井上誠吾 at 10:09| 日記