2009年03月11日

夢・希望

終電近くの電車に乗っていると、
「夢もないし、希望もないし、ただ毎日を生きているだけよ」
小生の横で、酔っ払いが溜め息交じりにつぶやきました。

この人にも、
かつては、夢も希望もあったんだろうな・・・。
それが、いつしか人生の歯車が狂い、
夢を打ち砕かれ、希望も打ち砕かれ、
現実に叩きのめされて、生き続けてきたんだろう・・・。

「それでも頑張って生きろよ、きっと、いいことがある」
思わず、酔っ払いに声をかけたくなりました。

確かに、矛盾だらけの世の中にあって、夢や希望を求めること自体が難しい時代なのかも知れません。

しかし、夢も希望も持たず、ただ毎日を過ごすだけでは、
喜びもなければ、楽しみもなく、生き甲斐さえも薄くなってしまうでしょう。
叶う、叶わない、は別として、
夢も希望も、大きく持ったほうがいい!
小生はそう思っています。

一度や二度の失敗で、自分をあきらめるな、と言いたい。
そもそも人生に失敗なんてない。
失敗したら、やり直せばいいだけのこと!

もし、失敗があるとしたら・・・、
自分の中にある可能性をあきらめた時、だけ。
その瞬間こそが、失敗の元!
そう思っているくらいのほうが、丁度いい。

死を目前にしながらも、ペンを走らせた小説家がいる。
死を目前にしながらも、絵筆をふるった画家がいる。
死を目前にしながらも、フラスコを振った研究家がいる。

偉大な先人たちの中には、死の直前まで自分の可能性を信じ、夢と希望を保ち続けた人が数多く存在します。

ここでいう夢や希望は、地位や名声や財産ではありません。
そんなものにあくせくと心を奪われて生きるのは、欲望の亡者であり、浅ましく、愚かなことです。
夢や希望とは、それぞれの人に内在する「志」です。

「命もいらぬ名もいらぬ官位も金もいらぬ者は始末に困る。この始末に困る者でなければ国の大事はできぬものなり」
西郷隆盛が山岡鉄舟を評した言葉です。

西郷や山岡には、
「この国をなんとかせねばならぬ」
という「志」がありました。

夢も希望も、大きいことに越したことはないが、
例え、小さな夢でも、小さな希望でもいい、
それを持って生きること自体に尊い価値があると思います。

道場生の皆さん、
こんな時代だからこそ、
夢も希望も捨てず、「志」を持って、
毎日の生活を活き活きと輝かせていきましょう!

押忍!

posted by 井上誠吾 at 10:54| 日記