2009年10月09日

ある本のススメ

「若者たちよ!
 こんな世の中だが、
 絶望せず、闘い抜いて生きよ!」

そんな本があります。
小生の尊敬する先輩俳優・亀石征一郎氏の本です。

亀石氏は、以前にも『フライングタワー』という小説を出されました。
「借金苦で死を覚悟した人間たちが、東京タワーに人質を取って立てこもり、命を賭けて、社会にはびこる悪を糾弾し、一躍、国民的ヒーローになっていく!」
というエンタテインメント作品です。

発行部数としては伸び悩んだものの、実に面白い小説で、現在、映画化へ向けて企画が進んでいるようです。
先輩を持ち上げるわけではありませんが、小生自身、こういう映画が観たい、という作品になることは間違いなく、
切に映画化の実現を期待しておるところです。

その先輩が執筆した第二弾が、
『シャバを生き抜く悪行力』
という、何ともアウトローなタイトルのエッセイ本です。
これもまた、お薦め作品です。
俳優として数多くの悪役を演じてきたことから、自らを悪とシニカルに気取り、現代社会を斬りまくり、尚且つ、至るところに「生き抜くヒント」がしたためられています。

以下、小生が共鳴し、感動し、感嘆した文章を紹介します。

子育てについて──
「親が命がけで愛してやる事だ。金を掛けることじゃない。とくに父親が命をかけて子供を愛すること。(中略)そうすれば子供はぶれないぜ」

死生観について──
「あの世とこの世がコインの裏表の如く、実在し、「死」が逆に生きることの初めであり、すべてから解放され、幸せな世界に旅立つんだと思ってみねぇ」

宇宙と人間について──
「今、この瞬間の自分の生命の根源を見ず(中略)。先へ先へとエゴイズムな妄想に駆られ、人生を進める(中略)。今この走っている瞬間と宇宙の摂理に繋がることだ」

生き様について──
「己を磨いて、自信を持ち、語るべきときには権力にも、金力にもおもねらず、自分の意見が語れる人間になる」

グルメ・ブランドについて──
「贅沢を味わうとは、高度な精神を養うことなんだ(中略)。グルメ、グルメ、と騒ぐが、本当のグルメは何だと思う?・・・空腹だろうが! 腹が減った時、一番美味いと思うものを食う。それが最高のグルメだ!(中略)ブランドのバッグを持ち、ブランドの洋服をまとい、ブランドの時計・宝石をつけたからって、おまえ自身がブランドになったわけじゃねぇ!」

戦争について──
「宇宙から見れば、バクテリアの一瞬のまばたき程の小さな人間が、宇宙の果てを考え、見ようと努力しているのは一体なんだろう? 人間て、凄え生き物なんだ。殺し合いをしている場合じゃないぜ」

個人と世界について──
「世界、日本、地域社会、家庭、順繰りに壊れ、今、個人が壊れつつある。ならば、逆に、個人から立て直していかなければならんだろう!」

未来へ希望について──
「これからは浄化の時代に入った。百人の賢者が生まれれば、あっという間に千人、一万人、と平和に生きようとする賢者に伝播する(中略)。
堕ちるだけ堕ちてしまった人間だから、残酷に殺しあってきた人間だからこそ、そのカルマから目覚める時(中略)。
わしら俗人が気づき始める事が、人間社会を正常にする」

若者たちへ──
「若者たちよ、心せよ! 法律や道徳より、己の心、己の良心を大切にせよ! 自分を裏切るな! 自分に嘘をつくと、その後の性格までゆがめていくぜ(中略)。
己が不幸になる努力だけはするな!」

以上、数多くの付箋を貼った中から、一部を紹介しました。
いずれの文章も、常々、先輩と酒を酌み交わすたびに口角泡を飛ばして話されていたことばかりです。
こうして、エッセイとなり、書かれている背景まで思索すると、あらためて、かなり深い、活きた人間哲学であることに気づかされます。

そしてまた、実は、先輩の述べられていることは、
誠真会館の創立目的や理念にも通じることばかりであり、
小生自身、襟を正し、修養せねばと決意も新たにしたばかりであります。

皆さん、興味のある方は、是非、読んでみて下さい。
『シャバで生き抜く悪行力』発行元・経済界 1200円
購読を希望される方は、090-6512-6266 井上まで、ご連絡ください。
亀石征一郎先輩に、直筆サインをして貰い、あなた様へ
お届けいたします!
posted by 井上誠吾 at 15:11| 日記