2010年09月16日

いじめをさせない!

北欧のある国では──、
いじめをした側の子供たちを大人になるまで追跡調査したところ、半数以上が何らかの犯罪に関わっていた。
との記事を読んだことがあります。

北欧の国々は社会福祉が発展し、弱者への“おもいやり”が行き届いており、いじめとは縁遠いもの、と思われていました。
しかし、いじめられた子が自殺する、という事件が発生したことから、いじめをした側の子供たちの追跡調査を行い“いじめをした者に対して厳しい刑罰”を講じようとしているようです。

日本の場合、“いじめられて自殺した報道”が常に流されていますが、そのような報道に「またか」と麻痺してしまった感だけで、国を挙げて、追跡調査やいじめ対策を講じようとはしていません。
ましてや、
「いじめられる子にも原因があるんじゃないか」
と捉えがちであり、
いじめをした者に対して、問題提起をしたり、厳しい刑罰を設けるような事は、ほとんどなされていません。

国政レベルで、文科省・法務省等が連携を組み、刑罰も含めて、このいじめ問題に取り組むべきだと強く思っています。
しかし、おそらく、重い腰を上げることはないでしょう。
如何せん、国会議員はもちろん、各省丁の高官や役人たちの間で、既得権をめぐり、権力闘争を行い、ある種の“辛らつないじめ”が横行しているのですから。
自分たちの“辛らつないじめ”を改めようとしない“お役人様”が、下々の“深刻ないじめ”に対応できるわけがない!

政治家には期待したい!
官僚にも期待したい!
その思いとは裏腹に、どうしてもあきらめの気持ちが生じてしまうのは小生だけでありましょうか。

誠真会館を立ち上げた目的の一つに、
「いじめに負けない、いじめをしない、強く優しい子」
を育成することがあります。

手前味噌かも知れませんが、
「強くなったら、帯の浅い子や、年下の子や、体の弱い子たちを優しく面倒みるくらいになりなさい」
と、常々言っており、誠真会館で稽古を積んだ子供たちは、どう間違っても、いじめなどしない、と確信しております!

しかし、残念なことに・・・正直に申します。
誠真会館では、いじめる子はいませんが、いじめられている子、は何人かおります。
空手を習っているのに、いじめられている?
と、疑問に思われる方もおられるかと思いますが、
その責任は小生の指導にあります。
実は、彼らは、
「空手を習っているから、人を突いたり蹴ったりするなッ」
との小生の言いつけを守り、辛抱しているのです。

彼らは、一様に個性が強いというか、キャラが濃いというか、どちらかというと、ある種の“出る杭は打たれる”で他人より何らかの形で目立っている子たちです。
彼らには申し訳ないが、
「空手で試合やスパーリングで闘っているんだから、何もしていない子たちのパンチや蹴りを受けても平気だろ。少々はやらせておけ。それでも何度も仕掛けてくるようなら、僕は空手を習っているから、腹にパンチを返すよ、そういって、みぞおちを狙って正拳突きを入れろ」
と言っているのですが、まだ、そんな荒療治をした子は誰もいません。

いじめられている彼らは、間違いなく、誰よりも“辛抱する力”が培われており、将来、その力が彼ら自身を救うことになる、と確信しております。

卑劣ないじめをさせない!
北欧はすでに国政レベルで動いているのに、日本の現状は嘆かわしいものがあります。
国ができないなら、我々でやるしかない!
弱小ではありますが、誠真会館は、
「いじめに負けない、いじめをしない、強く優しい子」
を育て、その輪を広げようとしております。

これからも、ご支援ご協力をお願い致します!
押忍!


posted by 井上誠吾 at 09:46| 日記