2011年12月31日

今年を振り返り──無理はするけど無茶はせず


今年もあと6時間ほどで終わろうとしている。
あっという間の一年だったなぁ・・・。
なんて、ふと、この一年を思い返しています。

それにしても、59年間、生きてきた小生の中で、
東日本大震災は最大級の出来事でありました。

大震災が起こって、三日後に、
「誠真会館として、被災地へ行きましょう」
と加藤先生はじめ、何人かの指導員から言われたものの、
「行って誠真会館として何が出来ますか、阪神・淡路の際、被災地でボランティア難民が出たように、返って迷惑をかける可能性だってある。我々ができることは誠真会館の道場生を元気付け、その元気の輪を地域に広げ、その元気の輪が巡り巡って、被災地に届くように、身近で頑張るしかない」
と加藤先生たちの意見を退けました。
さらに、「誠真会館として、義援金を募る」という話も出ましたが、これも「誠真会館として、浄財は預からないほうがよい」と退け、義援金は個々が日本赤十字社などの公的機関に送るようにと勧めました。
同時に、そう言いつつも、空手家として己れの無力さを痛感しているもう一人の自分がおりました。

やがて、個人的にですが、福島原発行動隊の一員として「福島にいこう」のボランティア活動に参加してきましたが、被災地の惨状を目の当たりにして、ますます己れの無力さを痛感して帰ってまいりました。

さらに誠真会館として、
被災地、・特に原発の風評被害に遭っている福島県産や茨城県産の汚染されていない安全な野菜や果物を購入しようと動いたのですが・・・、
これは60才になろうとしている己れが食べる分にはいいが、子供たちや若い人たちに食べさせるわけにはいかない、との結論に至り、考えの甘さや無力さを痛切に感じながら、頓挫!

自分にいったい何ができる?
「誠真会館として、被災地へ行きましょう」との指導員たちの熱い思いを蔑ろにしたまま、誠真会館の館長として、あまりにも何も出来ない己れに苛立ちさえ感じておりました。

そんな中、志優会の新津先生と話し合い、
日本空手連盟の大会は震災チャリティーとして、一部を義援金に充てさせていただく、と決めたことが、空手家として、せめてもの“ご奉仕”と受け止めております。

来年は「カラテキッズ」(仮題)の映画を完成させ、
被災地で公開をして、被災された方々の前で出演俳優たちがイベントを行い、映画の収益金の一部は義援金に充てさせていただく、という別角度の“ご奉仕”を行っていきたいと企画を進めております。

この「カラテキッズ」の映画は、
誠真会館の館長として、また15才から空手を始め、上京後は役者として、その後は脚本家として、59年間生きてきた今の小生にできる一番自分らしい“ご奉仕”だと思っております。

来年、小生は、とうとう還暦であります。
まさか、自分が赤いちゃんちゃんこを着る年になろうとは、
断っておきますが、もちろん赤いちゃんちゃんこは着ませんよ。着ませんが、そんな年になったんだな、と感慨深く、59年の人生を振り返りつつ、年の瀬にこのような文章を書いておる次第です。

まだまだやることは山積しています。
来年、60才ですが少々の無理は承知で突進していきます。
ただし、
無理はするけど、無茶はしません。
ご安心下さい。

皆さん、良いお年をお迎え下さい!
今年一年の感謝を込めて、
押忍!


posted by 井上誠吾 at 17:51| 日記