2012年12月31日

続・続・60人組手 そして、今年最後の言葉!



12月31日現在、絶不調です。
毎年、12月は忘年会やいろいろな付き合いから呑む機会が多いのですが・・・それにしても、今までならば徹夜で深酒するくらいは平気だったのですが、今年は最悪です。
呑んだ翌日は、虚脱状態!

まるで、60人組手が終わった翌日と同じような状態。
60人組手の疲れが、ぶり返しているのか?
11月から連続していた大きな催事が終了した安堵感か?
なんだか知らないが、とにかく体が動かないのです。

ということで、まだ年賀賞は一枚も書いていません。
いつも年賀状を頂戴する皆さん、今年は遅れますので、どうか、ご容赦下さい!

ブログも書く元気はないのですが、
60人組手、のブログはまだ完結しておらず・・・かといって、来年に持ち越すわけにはいかず・・・、
書きます!
このブログを見て頂いている方々がおられる限り、なんとか、本日、年度内までには書き終わらせます!

それでは、
以下、12月13日の「続・60人組手」からの続きです。



残る10人!
地獄の扉が、再び大きく開かれた!
そこから、次から次へと、
鬼のような兵士たちが襲い掛かってくる!

体は持つのか?
最後まで立っていられるのだろうか?

微かな不安が、意識も朦朧とした中でよぎり、
ただ・・・ひとつだけ、
一人、二人、と全力を尽くして対戦する、という、
その気力だけを懸命に保っている。

(と、ここまで書いたところで、やはり、絶不調・・・!
今、まさにこのブログを書いていること自体が、
「なんだか、60人組手の苦しさにも似ている」
と重ね合わせる始末。
物を書く、ということは、即、健康であらねばならない、
とあらためて実感しつつ・・・なんとしても年内に書き上げるぞ、との覚悟で、以下、挑みます! )

気力だけで、対戦者と対峙。
そして、全力で闘う!

一人、終わるたびに襲い掛かる恐ろしいまでの疲労感!
否、疲労感という言葉では足りない。
心臓が、肺が、飛び出るような苦しみ、
あるいは、
すべての細胞が悲鳴を上げて燃え尽きるような苦しみ、
いや、そんな言葉でもまだ足りえない。
悪夢というか、
白昼夢というか、
地獄のように現実離れした紛れもない “現実の地獄”!
(三日酔いだ、意味不明だぞ・・・ま、それ程の苦しみと表現したいのだが・・・)

一人、終わるたびに、筆舌に尽くし難い地獄の責め!
(地獄の責め? 卑猥? 日活ロマンポルノの世界?)

遠くから、熱い応援の声が、この身に届く。
60人組手を見守る人々の声!
新津先生の気遣う声も微かに聞こえる。
目前では加藤邦顕関東本部長が体を支えてくれている。
横では加藤和徳支部長が氷で後頭部を冷やしてくれている。
足元で蠢いているのは、ゾンビか!
(うどくんです)

会場全体から、
60人組手を完遂させてやりたい、
との空気が漂っている。

有難い!

あと何人か知らないが、最後までやる!
(最後まで書くぞ!)
それも手を抜かず最後まで上段を蹴り続ける!
(最後まで喜ばれる? ものを書き続ける!)

渾身の力を込め、上段を蹴る、が・・・、
加藤関東本部長が、
「認めません」
と冷たく言ってくれる。

そりゃそうだ、技あり、を取るほどの威力はすでにない。
(でも、取ってくれても良かったかも)

それでも、技を繋いで動き続ける!

しかし、限界。
もう・・・限界だ。
薄れゆく意識・・・。
押し寄せては返す波の如く、
限界を迎えては小休止を繰り返し、
永遠とも思える完遂というゴールを追い続けていく。

動け・・・!
あるのは、その意識だけ。
動け、動け!
己れを叱りつける!
動け、動け、動け、動け、動けッ!
己れを激しく罵倒しては、奮い立たせる!
(こうなりゃ、サド? それとも? ん・・・精神がS 肉体がM、てことか? ま、いずれにせよ、ふつうではない)

ただ、ただ、最後まで、
動きまくっていた感がある。
そして・・・頭の中が真っ白になった時、
60人が、終わっていた。

拍手が、
この身に降り注いできた。
60人組手終了の拍手だ。
(ブログ終了の拍手はまだ先だ)

赤いちゃんちゃんこならぬ、赤い空手着を、
なんと、新津先生が差し出して来られた!
以前から、
「赤いちゃんちゃんことか、赤い空手着とか、貰っても絶対に着ないから」
と言っていたのだが、
新津先生に手渡されると、そうはいかない。

着てしまった!

坂谷亨支部長や青木尚樹指導員たちが赤い空手着を企画したらしく、まんまと乗せられてしまった、感。
ま、そんな年になったということか・・・認めるしかない。

照れくさいが・・・赤い空手着を羽織った。
(正直、まんざらでもなかった)

そして皆さんと集合写真のあと、以下のような内容の挨拶。



振り返ること、5・6年前、
「60才になったら、60人組手を行う」
と誠真会館を立ち上げた時に話したことがある。
その話を聞いていた人がいる。
今回、60人組手の中に入ってくれた広田圭亮指導員と土屋実相談役である。

あの時、どうして60人組手をやろうと思ったか・・・、
その理由は三つ。

一つ、
指導する側に立つと指導することだけに追われ、ついつい自分の稽古を怠り、甘えが出てくる。その甘えを排するためには、“自分の稽古目標”、が必要。

二つ、
空手は年齢に関係なく、生涯できる、ということを身を以って証明する。

三つ、
やる気! 物事のすべてはやる気。やる気がなければ、弱気になり病気にもなる。やる気があれば、元気になり勇気も湧いてくる。このやる気こそが、空手はもちろんのこと、生きていくことの原点。
(やる気でここまで書いてきたぞ!)



上記のようなことを言った。
皆さんから、大きな拍手が沸いた。
( 後日、うどくん曰く、
「良かったですね。あの最後のマイクパフォーマンス」
「マイクパフォーマンスじゃねぇ、俺はプロレスラーかッ」
思わず、ツッコンだ。 )

あとから、
加藤邦顕関東本部長が、“マイクパフォーマンス”を、
否、小生の挨拶を評し、
「三つの言葉は、我々も大切にしたいと思います」
との旨を懇親会で語ってくれた。
心根で、理解してくれている。
嬉しかった!

ともあれ、60人組手が終わった。
何より、最後まで、立っていられたことで安心した。
そして、最後まで、上段を蹴り続けたことに満足した。

そのことを何人かの壮年部の方々から、
「よく、最後まで上段を蹴れますね」
といわれ、これもまた嬉しかった。
それは───、
例え、技あり、にならなくてもいい、
苦しいからこそ、
渾身の力を振り絞って、
上段蹴りを放ち続ける姿を、
壮年の人たちにこそ、見て欲しかったからだ。

皆さん、ありがとうございました!
60人組手に関わっていただいた、すべての皆さんに、
感謝の押忍!
(書き終えた!)



(すみません・・・まだ言いたいことが・・・)

年の瀬になり・・・、
酔いどれのこの身は、今。
60人組手が終わった翌日の疲労感とか倦怠感とか、
それに、やや近い状態にある。

思い出している。
あの翌日・・・、
虚脱状態の体とは裏腹に、
頭だけが覚醒したかのように異様に醒めており、
あれこれ自己分析し、あらゆる思考世界にいたことを・・・。

その中のいくつかを、今年、最後の言葉として、
以下に書き記したい。



60人組手の完遂など、自慢するつもりは毛頭ない。
もとより、
60人もの相手が、試合と同じように本気で掛かってきたら、
完遂などできるはずがない!
対戦者はもちろん、
応援する人も、セコンドも、主審も、本部席の先生方も、
「完遂させてやりたい」
との思いがあるから、完遂できたに過ぎない。

「自分は誰よりも強い」
と思っている人間は、愚かで醜い。

「自分は誰よりも才能がある」
と思っている人間も、愚かで醜い。

強くなんか、なくてもいい、
才能なんかも、なくてもいい、
なくてはならないのは、やる気だ。
やる気さえあれば、
強くなれるし、才能さえも伸びていく!

60人組手を終えた場所に、
"武道という志"、を共有する空気感があった。
その空気感は、共鳴感でもあり、そのまま生きていく幸福感
へと繋がっていく筈だ。

そんなことを、
今回の60人組手で伝えられたら、
老骨にムチ打った甲斐があるというもの。
最高に嬉しい!




またナガクなりました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
今年も、あと、6時間とちょっと。
皆さん、良い年を迎えて下さい。

今年一年を振り返り、
感謝の押忍!



posted by 井上誠吾 at 17:31| 日記

2012年12月25日

餅つき大会!


23日に餅つき大会を行いました!

清瀬道場では恒例行事となっている餅つき大会。
小生も清瀬道場の餅つき大会に参加したことがありますが、
これを本部道場でもやることが出来たらいいな・・・、
と内心、思っていました。

それを今回、実現できました!
清瀬道場に所属している斉藤勝美さんのお陰です。
斉藤さんは大樹工業の社長であり、
東京練馬ライオンズクラブの会長でもあり、
そして、映画「リトルウィング 〜3月の子供たち〜 」
の製作として協力していただいた方でもあります。

そんな斉藤社長のお陰で、餅つき大会は大成功でした!
東京の子供たちは餅つきなどしたことがないだろう、と思っていたのですが・・・、
何のことはない、幼稚園などで経験している子供たちが意外にも多く、なんだか肩透かしを食わされた感がありました。

しかし、空手着姿で正拳突き、はしたことがない筈です。
“熱い餅を正拳で突く”、その体験をさせたくて、この日は稽古納めも兼ね、空手着で来るように伝えていました。
先ずは幼年部から始めると、砂糖に群がる蟻ん子みたいに臼(うす)に群がり、正拳突きの連打で餅をついていました。
中には、美味しそうな餅を見ながらつくので、ヨダレを流しながらつく子もいたり、仲間の手をつく子もいたり、賑やかなものでした。

餅つきという年の瀬の風物詩はいいものです。
参加した子供たちはもちろん、保護者の皆さんも、ついたばかりの餅を、つぶあん、きなこ、おろしダイコン、等々の味付けで食し、楽しいひと時を過ごされたことと思っております。

これも、斉藤社長のお陰です。
前日から餅米を仕込み、朝早くから機材を積み込み、臼(うす)や杵をセッティングしながら、餅米を蒸していく・・・一般道場生や保護者の方々の手伝いがあるとはいえ、大変な作業です。
斉藤社長とは15・6年の付き合いになりますが、これまでライオンズクラブの社会奉仕だけでなく、地域に根ざしたボランティア活動を数多くされているのを見てきました。
人が喜ぶことを裏方として黙々とやる姿は昔とまったく変わっていない。素晴らしい!
実は・・・なんと、この日は、お身内に不幸がありながらも約束をたがえないよう西荻窪の子供たちのために来て頂いていたのです。
その事実を知ったのは・・・、
小生が、ふと、ご家族のことを聞いたことで、奥様のお身内にご不幸があったことを話されたのです。
おそらく、何も聞かずにいたら、ご不幸のことなど一切話されずに、最後まで餅つき大会の裏仕事を黙々とやられていたことでしょう。
なんとも、返す言葉がありませんでした。
ただただ頭が下がる思い・・・そして、感謝です!

斉藤社長、本当にありがとうございました!
同時に、この度のご不幸を深くお悔やみ申し上げます。



当日、お手伝いしていただいた、
少年部のママさん方、
一般道場生の方々、
差し入れをしていただいた保護者の方々、
そして、重複しますが、斉藤社長、
皆さん、
本当にありがとうございました!
お疲れ様でした!

感謝を込めて、押忍!


posted by 井上誠吾 at 12:41| 日記

2012年12月18日

お礼!



16日はプレ西荻窪映画祭と選挙が重なりました。
先週は、この二件へのお願いを致しましたが・・・、
プレ西荻窪映画祭は、フタを開けるまではガラガラだったのですが、お陰さまで3回の上映すべて満席近く埋まりました。

当日、ご来場いただいた皆さん、
心から、お礼を申し上げます。
本当にありがとうございました!

俳優陣はスケジュールの調整つかず、誰も来ることが出来ない状況だったのですが、
なんと、先ずは寺島進氏、続いて菜葉菜さん、と忙しい中を駆けつけて来られ、舞台挨拶をしていただきました。
その後、道場にて打ち上げ会を行い、そこには関根大学氏も駆けつけてくれました。

酒宴の席上、寺島氏から、
「正直言って、誠吾さんには悪いけど、この作品にはそれほど期待していなったんです。でも今日観て、驚きました。いい作品に仕上がってますね」
とお褒めの言葉を頂きました。
そして、これは菜葉菜さんも常々口にしていることですが、
「子供たちが最高ですね、プロの子役たちにない魅力がある」
と出演した少年部たちを褒めてくれました。

有難いことです。
多忙な中、舞台挨拶をしてくれ、打ち上げにも顔を出してくれ、少年部たちやママたちにも声をかけてくれ、写真撮影にも応じてくれ・・・、
寺島進という役者は、不良性感度を保ちつつも実に心根の優しい、いい男です。
感謝です!



そして、この日は選挙でもありました。
野田かずさ候補の応援をお願いしましたが・・・、
残念ながら、健闘空しく落選しました。

投票していただいた皆さん、
どうもありがとうございました!

翌日の月曜日に、野田かずさ先生から、
「応援していただいたのに申し訳ありませんでした」
と丁寧な電話を頂きました。
落選はしましたが・・・、
その負けを潔く認めつつ、
5万票もの方々に応援していただいたことは大きな励みになり、皆さんのお気持ちを無にしないよう頑張ります、との旨を、感謝の思いを含めながらしみじみと語っておられました。

野田先生の根幹には武道精神があります。
その「強く優しく潔い」心根はもちろん、
国民のために「あきらめてなるものか」との、
武道の「不屈の精神」で乗り切っていって貰いたいと切に願っております。



16日のプレ西荻窪映画祭と選挙。
催事が重なりましたが、
皆さん、本当にありがとうございました!

感謝の押忍!

posted by 井上誠吾 at 13:20| 日記

2012年12月15日

来たれ、プレ西荻窪映画祭!



すべて、小生の準備不足であることは重々反省した上でのお願いがございます。

実は、明日16日の「プレ西荻窪映画祭」が危機でありまして・・・、
現在のところ、ガラガラの状態であります。

このブログをご覧の皆さんで東京近辺にお住まいの方々、
明日の日曜、もし都合がつくようでしたら、
「プレ西荻窪映画祭」
に足をお運び下さい!

映画「リトルウィング 〜3月の子供たち〜 」
アニメ映画「嫌われ者のラス」
二作品の上映をいたします。

この二作品とも、東日本の被災地に繋がる作品であり、
同時に「プレ西荻窪映画祭」は、将来、西荻窪と被災地を繋ぐ「チャリティー映画祭」として発展させていきたいイベントであります。

二作品とも家族揃って楽しめる映画です。
当日券がありますので、是非とも、ご来場下さい!


場所 JR総武線 西荻窪駅 徒歩1分 オレンジボード  
12月16日(日)
1回目上映 11時
2回目上映 13時30分
3回目上映 16時
入場料 大人1200円  中学生まで600円


重ねて、お願い致します。
皆さんのご来場をお待ちしております!

posted by 井上誠吾 at 09:20| 日記

2012年12月14日

野田かずさ衆議院候補!


すみません、予告しました60人組手は次回、ということで、
お許し下さい!



16日は、プレ西荻窪映画祭ではありますが、
同時に衆議院選挙&都知事選挙と選挙の日でもあります。
皆さん、どの政党に投票するかはお決まりでしょうか?
まだ迷っている方のみ、以下、読み進めて下さい。

先日の合同審査会場に来られた方に々は、
野田かずさ候補を紹介させていただきましたので、ご存知かと思いますが・・・このブログをご覧の方々でまだご存知でない方々にご報告させて頂きます。

誠真会館では特定の政党を支持したり、支援することは、一切するつもりはありません。
但し、野田かずさ候補は例外とさせていただきます。
それは、野田かずさ候補は誠真会館の道場生であるからです。
空手暦は長く、加藤邦顕関東本部長の先輩にあたり、事実上、誠真会館の顧問・相談役的な存在であり、誠真会館としても、公私に渡ってお世話になっております。
また小生の考えるところの武道空手の推進やオリンピックへ向けての空手界のあり方、等々においても意見が一致しており、“潔さ”、が失われた政界にあって、唯一、信頼の置ける人物であります。

野田かずさ候補は、
自民党の都議会議員選挙でトップ当選を果たした人です。
あのまま自民党の都議会議員として活躍していれば、もっと違った形で国政へ打って出る事もできたのでしょうが・・・、
現在の国政の貧困さを見て、止むに止まれず!
あえて支持率が右肩上がりの自民党から離党し、
支持率の下がっている日本維新の会へと入党して、
今回の選挙に挑まれたのです。

今思えば・・・、
都議会議員の頃から、北朝鮮問題や尖閣諸島問題を提起し、新聞・雑誌・マスコミに取り上げられ、都議の枠を超えて活躍されてきました。
あの止むに止まれぬ活動は、国政レベルであったのです。

東京20区にお住まいで支持政党のない方。
そして、東村山市・東大和市・清瀬市・東久留米市・武蔵村山市に、支持政党を持たない親戚やお友だちがおられましたら、ぜひとも、推薦の声をかけていただき、
野田かずさ候補をよろしくお願い致します!

迷っておられる方は、人物で選ぶしかありません。
野田かずさ候補は間違いなく、
「強く、優しく、潔い」
誠真会館の理念と合致した行動をされてきた政治家です。

ん・・・?
小生がこんなに政治家を褒めたのは初めてです。
その辺のところ、ご理解いただき、
よろしくご支援をお願い申し上げます!

posted by 井上誠吾 at 10:07| 日記

2012年12月13日

続・60人組手


前回の続きから──

よし、やるぞッ!
と1人目に向かっていった。
その先には得体の知れない恐怖が待っていた!



1人、2人、3人、と対戦が続いていき、
5、6人目になった頃、早くも息が荒くなり、いっきにスタミナを消費した感覚に陥る!

なんだ? まだ始まったばかりだぞ、あと50人以上も控えているというのに、もう息切れか?
これでは、半分の30人さえも届かないで終わるかもしれないぞッ。

気合いを入れろ、気合いを!
己れを叱咤しつつ、全身に気合いを込める!・・・と、
「楽に行きましょう、まだ先があります」
と加藤和徳支部長が耳元で囁く。

その通り、先は長い、楽に行かないと倒れるぞ。
途中で倒れるなッ、醜態を晒すなッ。と己れにいい聞かせ、
和徳支部長のセコンドの声に従い、対戦を消化していく。

しかし・・・、
20人を越えた辺りから、1戦、1戦が、まるで地獄の様相!
次から次に戦う相手が、ゾンビのように奇怪に蘇ってくる。
今、こうして書いていて、ゾンビの表現は申し訳ないが・・・、
正直いって、次から次へと立ち現れる姿は、ゾンビ、そのものであった。

一匹、一匹のゾンビに・・・失礼、一人一人の対戦相手に、
全力を尽くして、最後まで倒れずに闘っていく!
それしかなかった。
ただ、それだけで、体を動かしていた。

しかし、
やがて・・・意識が朦朧としてきた。
何人までいったか、分からない中・・・
50人まで持たない、倒れるかもしれない、と薄い記憶の中で思っていたのは確かだ。
「井上先生、私の声が聞こえますか?」
はるか遠くから、新津先生の声が届いた。
「聞こえます」
と声になったかどうかは不明だが、頭を下げた記憶がある。

新津先生が心配してくれている。
気がつけば・・・、
主審の加藤邦顕関東本部長も目前で何やら励ましている。
横では加藤和徳支部長が氷で後頭部を冷やしてくれている。
足元でゴソゴソ蠢いているのは・・・、
ゾンビか? いや、都心で空手やアクションを教えている俳優の“うどくん”だろう。

整体師でもある彼は、「先生のお役に立ちたいです」と喜んでセコンドに付いてくれたのだが・・・、
息が苦しくて、パクパクしている小生の口にペットボトルの水をグイグイ入れて、溺れ死にさせようとしたり、
携帯酸素を吸いたい時にプッシュせず、息を吐いている時に顔面プッシュしたり・・・涙が出るほど有難い人物。

話を戻そう。
新津先生、加藤邦顕関東本部長、加藤和徳支部長、
ついでにゾンビ、あッ違った“うどくん”、そして、意識朦朧としている中、道場生の皆さんから「頑張って下さい」「行けます、行けます!」と励ましの声が届く。

よしッ、やるぞ!
と気合を入れようとした時、
「あと10人です!」
と、誰かの励ましの声。
え?・・・まだ、10人もいるの?
何も考えず、1戦、1戦を乗り切ろうとしたのに・・・、
10人!
ありがた迷惑、というのはこういうことだな、と実感!

「あと10人です!」
“善意”の声を、
「まだ10人もいるのか?」
“悪意”の声に変換してしまい、いっきに地獄の中!

しかし、やらねばならないッ!
最後まで、戦い抜かなければならないッ!
よし、やるぞッ。
その空気を読み取って加藤和徳支部長がセコンドから外れ、その加藤和徳支部長が外れたから“うどくん”も外れ、
戦場に一人立つ。

正直いって、立っているのが、やっとであった。
果たして、最後まで、闘えるのか?
意識が薄い中、
虚空に向かって、渾身の息吹を吐く!
吐き終わり、やる気を込めての不動立ち!
臨戦態勢に入った空気を加藤邦顕関東本部長が読み取り、
「正面に礼、お互いに礼・・・始めッ!」

残る10人!
地獄の扉が、再び大きく開かれた!
そこから、次から次へと、
鬼のような兵士たちが襲い掛かってくる!

体は持つのか?
最後まで立っていられるのだろうか?


To Be Continued

次回予告。
後日談で、“うどくん”が、
「50人過ぎた頃、先生死ぬぞ、と思いました」
「俺も、その頃、お前さんに溺死させられる、と思ったよ」
チャンチャン!

posted by 井上誠吾 at 11:33| 日記

2012年12月10日

合同昇級審査会 60才で60人組手!


昨日、合同昇級審査会が終わりました!
道場生の皆さんはもちろん、保護者の方々も人数が多かった分だけ、これまで広く感じていた会場なのに、なんとなく狭苦しく、皆さん、さぞ大変だったと思います。
本当にお疲れ様でした!

来年12月の合同審査会は、
「もっと大きな会場で行わないと入りきれませんね」
と幹部たちからの意見も出ており、検討する必要があると思っております。

少年部での審査では、何人かの子供たちだけ再審査を行いますが、全体的に悪くない内容でした。
但し、欲を言うと、もう少し気合いがほしかった!
一般部の審査が迫っていたので、その点には触れませんでしたが、次回の審査は気合い充分に臨んで欲しいものです。

続いて、一般部の審査。
こちらも、若い道場生たちの気合いが少々小さいのが気になりました。
50才・60才を過ぎた方々が気合いで乗り切ろうとされているんだから、その辺は見習って欲しいと思っています。

さて、一般部の審査のあとは小生の60人組手です。
2006年に誠真会館を開設した時、
「60才になったら60人組手をやる」
と周辺に漏らしました。

時が経つのは早いものです。
あっという間に60才になりました。
そして、昨日、無事に60人組手を完遂しました。

年を取ってくると、二日後か三日後くらいに筋肉疲労がくるのですが、今回は翌日、つまり今日、早々と来ています。
今、体中に乳酸が溜まりまくっています。
そのため、若干、思考回路が飛んでしまうような文章になるかもしれませんが・・・、
それも「ひとり言」としては、
“60人組手が終わった翌日の素の自分”、
を伝えるという意味において面白いかと思っています。
以下、ひとり言で呟きます。



60人組手に入る前、異常に緊張した。
途中で動きが止まり、手も足もでず、完遂できなかったら、
どうする?

そんな不安に襲われ、思わず己れを叱り付ける。
館長なんだぞッ、醜態を晒すなッ、完遂せずにどうするッ!

言いようのないプレッシャーという恐怖。
襲い掛かるその恐怖が、さらに不安を煽っていく。

壁に向かって、息吹を吐くが・・・、
不安は治まらない。
「息吹をすると不安が解消します」
と、道場生の前で言っている自分が恥ずかしい。

不安、治まんねーぞ、
皆んなの前で、カッコいいこと言ってんだから、治めてみせろよ、自分の力で!
だから、息吹で治めようとしてんだろ、ハーッ、ハッと。
ひとりツッコミの葛藤の中、息吹を繰り返す。


時は、刻一刻と過ぎていく。
いつまで、皆さんを待たせるんだ、行けッ!
己れを奮い立たせるが、足が動かない。

正面には志優会代表の新津先生と、
ラビットカラテスクール代表の石垣先生に座ってもらった。
「楽にいって下さい」
セコンドについてくれた加藤和徳東伏見支部長が見送る中、
「正面に礼、お互いに礼、始めッ!」
主審を務めてくれた加藤邦顕関東本部長の声!

よし、やるぞッ!
1人目に向かっていく。
その先には得体の知れない恐怖が待っていた!


To Be Continued

ナガクなりそうなのと、
なんだか、乳酸が脳まで回ってきたみたいなので、
次回に繋げさせて下さい。


posted by 井上誠吾 at 12:03| 日記

2012年12月03日

大会&試合が無事に終了。 悔しい分だけバネに! 強い分だけ優しく!



第一回日本空手連盟交流試合(午前の部)
第五回日本空手連盟カップ(午後の部)
昨日、二つの催事が無事に終了しました!

毎年、参加人数が増え続け、
今回は交流試合が179人、連盟カップが172人、
合計351人となりました。

大会時の挨拶でも申しましたが、
交流試合と連盟カップ、二つに分けたのは理由があります。

交流試合とは、これまで一度も入賞経験のない選手たち。
つまり優勝、準優勝、3位、敢闘賞、等々の賞とはまったく無縁の選手たちが参加した試合です。
それでも一回戦で破れ、また負けてしまった、と落胆している人もいるでしょう。
負けて良いのです!
負けて、悔しい思い、辛い思い、悲しい思いをした、
その涙の分だけ、その体験した分だけ、人は間違いなく成長できるはずです。

それを、自分はダメなんだ、などと思わない!
その涙の分だけ、グッと辛抱して、悔しさをバネにして、次の試合に向けて稽古に励んでもらいたいのです。

一転、連盟カップとは、各大会においての入賞経験者たち。
選手の中には、全国大会クラスの入賞経験者もいます。
こちらは交流試合と違い、強い選手ばかりです。
その選抜された強い選手の中でも優勝を果たした選手は、
さらに強い、ということになります。

しかし、勝ち続ける人など誰もいません!
勝ったからといって、けっして偉いんじゃない!
「奢る平家は久しからず」
という諺があります。
「地位や名誉や財産を手に入れて偉そうにしていると滅びる」
という意味です。

強い人は、その強さの分だけ、人に優しくしてほしい!
空手で強くなるということは、そのためだけにある。
つまり、優しくなるためだけに稽古をしている、
といっても過言ではない!
小生は、そう確信をしております。

大会&試合は、経験の場です。
勝った人は、この勝利を自信にして
負けた人は、この悔しさをバネにして、
大きく成長していって欲しい、と願っています。

第一回日本空手連盟交流試合
第五回日本空手連盟カップ
二つの催事が無事に終了しましたのも、
朝早くから準備をして頂いた、志優会・誠真会館のスタッフ・審判の皆さんはもちろんのこと、
各団体の先生・師範の皆さん、
そして、少年部保護者の皆さん、
また、遠く福島から参加して頂いた福島門馬道場の選手の皆さん、保護者の皆さん、岩崎菜穂子先生、門馬功先生、そして門馬智幸師範、
皆さん方のご協力・ご支援があったからこそです。

皆さん、お疲れ様でした!
そして、ありがとうございました!
感謝の押忍!
posted by 井上誠吾 at 10:54| 日記