2014年02月25日

人徳を身につけてこそ!




先日、フルコンタクト空手の世界チャンピオンである
塚本徳臣先生と会食をしました。

この席には、かつてから、
「一緒に食事をしましよう」
とお誘いしていた福島門馬道場の門馬智幸師範も同席をしていただきました。

三人の会話は空手界ことから時事問題まで、大いに盛り上がりました。

その中で、塚本先生が、
「心をきれいにしていなければ強くなれない」
と語られました。
会うたびに、何回も口にされてきた言葉ですが、
聞くたびに、塚本先生の純粋さを感じずにいられません。

世界チャンピオンになるまでの道のりは、
筆舌に尽くしがたいものがあったに違いありません。
艱難辛苦を乗り越え、鍛えに鍛え、戦いに戦った末に、辿り着いたのが・・・、
「心をきれいにしていなければ強くなれない」
という言葉だったのであろう、と推察いたしました。

なんと、含蓄のある言葉でありましょう!
塚本徳臣先生の名前にある「徳」の文字があればこそ、
の名言でありましょう!

そして、門馬師範が、
「桃李(とうり)もの言わざれども下(した)自(おのずか)ら蹊(みち)を成す」
と語られました。

小生、正直申しまして、
この言葉の意味が分からず、恥を忍んで・・・
「あの・・・もう一度言っていただけますか?」
と聞き返しました。
すると、
「つまり、とくはこならず、ですよ」
「はい?」
と失礼にも再度聞き返す始末。
すると、
門馬師範はおだやかに、
「とくは人徳の徳、こは孤独の孤、徳は孤ならず、です」
と説明を。

「徳は孤ならず」か!
やっと判りました!

つまり、
「桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す」
とは、
「徳は孤ならず」
と同じ様な意味合いである、と仰られたのです。

自宅に帰って調べると、
「桃李もの言わざれども───」
とは、
「桃や李(すもも)は何も言わないが、美しい花に魅かれて人が集まり、その下には自然に道ができるように、徳のある人には自然に人が集まる」
という意味でありました。

勉強になりました!

ん?
そういえば・・・、
「徳は孤ならず」
のあとに何かあった筈だぞ、と気になりました。

調べてみると、
「徳は孤ならず、必ず隣あり」
でありました。

実は、この言葉、誠真会館を創立したばかりの頃、
創立したばかりだというのに、
道場生が集まらず、さらに某空手団体からの圧力もあり、
小生自身、金銭的にも、人間関係的にも、四面楚歌状態で、追い詰められていた時期だったのであります。

そんな小生を見て、
ある空手団体の先生が、
「徳は孤ならず、必ず隣あり」
と励ましの年賀状を送ってくださいました。

古い年賀状を取り出し、
「徳は孤ならず、必ず隣あり」
の文字を眺めました。

この言葉を忘れていたとは・・・、
賀状を送って頂いた先生に対して、なんと失礼なことか!
そして、己れ自身が情けなく・・・。
あらためて、徳を積まねば、と自戒いたしました!

それにしても、このたびは勉強になりました!
そして、楽しいひと時でありました!
塚本徳臣先生、
門馬智之師範、
ありがとうございました!

感謝の押忍!




posted by 井上誠吾 at 10:06| 日記