2014年09月20日

元気がでる映画



「素晴らしき哉、人生」という名作映画がある。
小生が生まれる6年前、1946年製作のアメリカ映画だ。

20代の頃、池袋の文芸座で初めて観た時、感動のあまり、暫し椅子から立ち上がれず、物語の余韻に浸っていた。
第二次大戦から一年後に製作されたとは思えないほど、ファンタジーな世界を直球で描いている。
以下、あらすじである。


主人公の青年は──、
世界中を旅するような一流建築家を夢見ていたが・・・、
いつも運に見放され、何をやっても不運な出来事が続く。
そんな中、父が急死して、住宅金融の会社を継ぐことに。
幼馴染の女性と結婚し、周りの人々を大切にしていき、会社の経営も順調にいく・・・。
しかし、叔父の失敗で大金を失い、銀行家で町の実力者でもあるボスから追い込みをかけられ、不正疑惑で執行官から逮捕状を突きつけられる。

人生のすべてに絶望した彼は、自殺を図ろうと橋の上へ。
すると、彼より先に身を投げ、「助けてくれ」と溺れている男がいた。
彼は自分の自殺のことは忘れ、思わずその男を助ける。
実は助けられた男は、神の使いを受けて、天から舞い降りてきたW翼のない天使Wであった。

「自分なんか、生まれてこなければよかった」
そう嘆く彼に、W翼のない天使Wは「それでは・・・」と、
「彼が生まれていなかった世界」を仮想体験させる。

彼が見る世界は一転!
これまで登場してきたすべての人物が、あまりに酷い不幸な人生を送っているではないか!
幼馴染で結婚した筈の女性さえも、彼の事はまったく知らない。その上、自分が存在しないため、別の男との結婚を選ぼうとしていた。
「元の世界に戻りたい。何も恐れず、もう一度生きたい!」
彼の悲痛な叫びに応えて、W翼のない天使Wは、彼を元の世界へと戻してやる。

そして、彼が自宅に戻ると──、
幼馴染の妻が町中の人々に訴えかけたことで、
「彼の苦境を救ってあげよう」
「今までお世話になった分、今こそ恩返しをしよう」
と彼を助けにやってきていた。
なんと、逮捕状を持ってきた執行官さえも笑顔で逮捕状を破り捨て、その上、寄付までしてくれた。
彼は大勢の人々と生きる喜びを分かち合う!
最後に、
「友あるものは救われる。翼をありがとう」
とのW翼のない天使Wからのメッセージが・・・!
天使もまた彼を助けたことでW翼を授かったWのである。



実に素晴らしい!
生きるW喜びと勇気と希望Wがあふれてくる映画だ!

実は、この映画のDVDを一般合宿に持参したのだが・・・、
「椿三十郎」と「生きる」を見て貰い、時間の都合で持ち帰っていたので、あえて、ここで紹介した次第である。

映画や小説は人生を教えてくれる。

「人は生きているだけで、誰かしらに迷惑をかけている」
というマイナス思考をする人もいるが・・・、
「人は生きているだけで、誰かしらの役に立っている」
というプラス思考でいきたいものだ!

この世に、価値のない人間など生まれてきてはいない!
自分が勝手に価値のない人間と決めつけ、自分で自分を陥れているだけだ。

誰かのために、お互いに、役に立ち合っている!
それが、人間だ!
感謝の押忍!


posted by 井上誠吾 at 12:35| 日記