2015年02月03日
無念、後藤さん!
ホームページをリニューアルして、新ブログのタイトルを打ち出すまで書くつもりはなかったのだが・・・、
大変な事件が起こってしまったので書くことにした。
ついに・・・、
人質に取られていた後藤さんが殺害されてしまった!
どうやら、日本政府は、
「2憶ドルの支援をする」
と表明した際、すでに、イスラム国に人質がいることを把握していたらしい。
これには驚いた。
人質がいると知りながら、イスラム国と敵対する周辺国に2憶ドルの支援をするか。
そんなことしたら、人質の命に関わる、と思わなかったのか!
元大蔵官僚の評論家が
「2憶ドルの支援うんぬんではなく、いずれこういう事態に陥っていた」
とコメントしていたが、それはないだろう。
水面下で人質交渉している時に、「2憶ドルの支援」を表明すれば、相手だって怒りたくなるだろう。
いくら狡猾で卑劣なイスラム国といえども、理由もなく、問答無用で殺害はしない筈だ。
人質の命の保障を第一にすべきである。
その間に時間稼ぎもできるだろうし、周辺国から情報や協力も得られるだろうし、解放へ向けての交渉ができるのだ。
日本政府が、
W人質交渉Wという難問を突きつけられ、
複雑な中東諸国において難しい判断を迫られ、
懸命に対応していたであろうことは充分に理解している。
しかし、
日本側から、
W文句のつけどころW
を作ってしまったのは否めない。
それにしても・・・、
新聞各紙もテレビ報道も、そして、野党議員さえも、日本政府の対応を厳しく追及しないのは、なぜだ?
今回の事件を機にして、
「自衛隊の海外派遣」にも言及されているが・・・、
このままでは、
W日本はアメリカの戦争下請け人W
になってしまう!
そして、
ますます日本はテロの標的となってしまう!
「武は戈(ほこ)を止める」
それが、日本だ!
欧米とは一線を画した日本独自のW立ち位置Wは絶対に崩さない!
その上で、人道支援を続けていく。
それこそが、
「積極的平和主義」
である!
今、日本人は、どうあるべきか、を問われている。
殺害された後藤さんは、
『ダイヤモンドより平和がほしい』
という本を出版していたらしい。
後藤さんの死を無にしないように願うばかりだ。
合掌!
posted by 井上誠吾 at 12:03| 日記