2015年09月29日

空手がオリンピック種目、について




昨日、空手がオリンピック種目として選ばれた。

実に、複雑な思いである・・・。

種目に選ばれたのは、W伝統派Wの空手であり、
我々誠真会館はW直接打撃制Wの空手であるからして、
オリンピックには参加できない。

同じ空手とはいえ、
直接、W当てるWのと、W当てないWのでは、
まったくW異なる競技Wといえるほどの違いがある。

小生は、15才からW伝統派Wの空手を始めた。
そして、大会にも出場したが・・・、
残念ながら、勝ったことは一度もなく、負け続けた。
W強く当て過ぎたりW、W強く蹴り過ぎたりW、の反則負け。

小生自身の体験から、判定が難しい空手種目が選ばれたと思う。

20才過ぎてからは、
「空手バカ一代」「けんか空手極真拳」等々と、
空手映画に出演し、W直接打撃制Wの空手へと移行していった。

以来、俳優や脚本家を経ながら空手と関わり続け、
武道空手の必要性を感じて、2006年に誠真会館を創立した。

そのような空手人生を送ってきた者として、
空手がオリンピック種目になることは非常に喜ばしい!

しかし、残念ながら、今の段階では・・・、
オリンピックという大舞台に誠真会館の道場生は参加できない。

館長として、申し訳ない思い、無力さに忸怩たるものがある。

これから先、
「オリンピックを目指したい」
という道場生が出てくるならば・・・、
そのような道場生の夢や希望を積むわけにはいかない。

己れの出きうる限り、
どこまでやれるか分からないが・・・、
その夢や希望が叶えられるよう精一杯動いてやりたい!
そう思っている。

しかし、
あえて、我田引水で本音を吐かせて貰うと、
我々が実践しているW直接打撃制Wの空手は、
「競技ではなく、道場の稽古の中にこそ、その道がある」
と確信している。

痛い・辛い・怖い・苦しい、ことから逃げず、
厳しい稽古を通して、己れ自身を鍛え、磨いていく。
それこそがW直接打撃制Wの本質である!

オリンピックという華やかな大舞台に参加する空手もあれば、
道場で己れ自身を輝かせていく空手もある!

むろん、オリンピックには敵わないが、
誠真会館主催の大会は確実に規模を大きくしており、
各空手団体からも高い評価を得られるまでに至っている。

その辺を理解して頂き、
痛い・辛い・怖い・苦しい、稽古に励んで、
何ものにも壊されない人間へと成長していって欲しい!

今日も道場で、お互いに気持ちの良い汗を流そう!
押忍!





posted by 井上誠吾 at 10:36| 日記