2016年02月13日

自己表現の型



W自己を表現するW
ということは非常に難しいものである。
そして、
W自己を見つめるW
ということもまた非常に難しいものである。

小生は空手の試合はW自己表現Wだと捉えている。
組手の試合はもちろんだが、
特に、型試合はW自己表現Wの最たるものであろう。

先日の11日、そのW自己表現Wの戦いが行われた。

第5回日本空手連盟型選手権大会である。
A・Bの両コートにおいて、
見応えのある対戦がいくつもあり、素晴らしい内容であった。

特筆すべきは、決勝戦での二人の戦いである!
その戦いは会場にいるすべての人々の目を釘づけにした!

本戦で決着がつかず、
延長でも決着がつかず、
さらに、再延長へと突入した。
再延長では、審判はどちらかに旗をあげなければならない。

結果、副審4人の判定は・・・、
白に二人、赤に二人、と分かれた。
会場がどよめいた。
そして、主審の判定に委ねるべく、短い静寂の間があり、
主審は白!
会場に再び、どよめきが起こった。
同時に、最後まで全力を尽くした両者に感動の拍手!

この緊迫の決勝戦は、当日のすべての戦いにも通じる。

朝から夕方まで続いた一戦一戦に、
決勝戦で戦った二人と同様の緊張のW物語Wがあった。

中には、あまりの緊張から、
押し潰されそうになる選手。
気合いを出し忘れてしまう選手。
技を間違えてしまう選手。
そして、
敗退して泣き出してしまう選手。
等々・・・。

各試合で、各選手が、緊張の中でW自己表現Wと戦っていた。
それぞれがW主役の物語Wがそこにあった。

小生も演武をやらせて頂いた。
あれはW恐怖に近い緊張感Wとでも言えようか・・・。
大会の挨拶でも話したように、
「誰もが緊張する。
緊張するということは、その場を軽んじていない。
乱暴な言葉でいうと、ナメてはいない、ということである。
全力を尽くして自分を出し切る。
すると、弱い自分と戦って乗り越える、という何かが見える」
これを自らが実践した日でもあった。

型は、静寂の空気の中、勝敗が決着していく。
負けた人は、悔しさをバネにして、
勝った人は、嬉しさを自信にして、
さまざまなW自己Wと向きあったW非日常Wの体験を、
家庭や学校や職場や隣り近所でのW日常生活Wの中で、
活かしてほしい、と願っている!

あの日、会場におられた全ての方々に、
感謝の押忍!






posted by 井上誠吾 at 10:29| 日記