2021年03月11日

大震災から10年




未だに故郷に帰れない人々が4万人もいる。

大震災を風化させてはいけない!
そんな思いから、
映画「リトルウイング 3月の子供たち」
を製作したが・・・。
かくいう小生の中で、ある種の‶風化‶が進んでいる。

大震災の直後は、
「この震災を風化させてはいけないんだッ!」
声高に周囲の人々に語り、
無我夢中になって、映画を製作し、
福島を皮切りに、関東・大阪・山形・九州・ロサンゼルス、と各地で公開し、
僅かではあるが、義援金を生み出し、被災地に届けた。

さらにH28年には熊本地震が発生したことから、
小生の故郷・宮若市と隣町の直方市で公開し、
被災地の熊本にも僅かではあるが義援金を届けた。

十年ひと昔、というが、
50代後半だった小生が、60代後半となり、
あの頃のように、我を忘れて東奔西走できるか、というと・・・、
かなしいかな、できない。

先日、車の中でラジオを聞いていると、
「被災地での孤独な老人の自殺者が増え続けている」
とのことであった。

コロナの対応も然りだが、
大震災の対応もいったいどうなっているのか!
この国の無策ぶりには怒りを禁じえない。

今、小生にできることは、
かつてのように精力的に動くことは出来ないが・・・ある!

小生なりに、
‶社会貢献に繋がる仕事‶の実現へ向けて動いているが、
これを死ぬまでに必ず成し遂げることである。

ただ・・・今、できることが一つだけある。
祈ることだ。
大震災で亡くなった方々、
孤独で自殺された方々、
そんな方々に、心からの黙祷を捧げ、
いまだに故郷に帰れない方々の無事と健康を祈ることである。





posted by 井上誠吾 at 15:33| 日記