2015年03月23日

『少年宇宙人』という本



今月、二見書房から、
『少年宇宙人 平成ウルトラマン監督・原田昌樹と映像の職人たち』
という本が発売されている。

原田監督は、2008年2月に、52才で亡くなられた。
この本は追悼本に近いものだが・・・、
これほど圧巻な映像関係の本は見たことがない。

小生と原田監督とは、彼が助監督の頃からの付き合いだった。
彼の作品にも出演していたし、
彼が監督した作品の脚本も書いてきた。

そんな関係からであろう、
「原田監督の本を出したいから、話を聞かせて下さい」
と、二見書房から取材協力の申し出があった。
編集者の方と何回かに渡り掲載記事のやり取りをしてきたことから、割と多い分量で載せてくれるんだな、
と、思っていたが・・・、
小生の箇所など、ごくごく一部であった。

けっして、小生の記事が少ない、という不満の話ではない。
むしろ、逆である。
先ず、完成した本が届けられ、それを手にした時、4〜5センチはあろうかと思われる分厚さに驚いた。

そして、
パラパラとページをめくって、さらに驚いた!
各ページが三段に分かれて、
細い棒にしか見えない小さい文字が縦に並んでいた。
老眼鏡を掛けて、文字を見たものの、
文字が小さすぎて、我が家の夜の室内の明かりでは見えない。

書斎のスタンド蛍光灯の真下に持っていき、斜め読みしていくと・・・、
本編だけで797ページ、
あとがき欄、取材協力者欄、著者出版社欄、
この3ページを入れると、なんと800ページになる!

小生の書棚を見渡しても、
このような厚さは、辞書以外に見当たらない。

さらに読み進めていくと、
これでもか、これでもか、と微に入り細に入り、
愛情を込めて、一人の映画監督の足跡が記されていた!

この編集は、どれほど大変だったことか・・・!
原田監督への深い敬愛の念が、この本を完成に至らせたのであろう。

もし、ブログをご覧の方の中に、
ウルトラマンファンの方がおられたら、
2750円と少々高いが、買って頂ければ、読み応えがある筈である!

原田昌樹監督、
今頃、黄泉の国で、この本の完成を喜んでいるんだろうなぁ・・・。
合掌!





posted by 井上誠吾 at 23:57| 日記