2015年04月08日

情けなく、恥ずかしく、カッコ悪いけど・・・やっちゃるばい!




前回からの続きである。

小生の頭には、
金色の円盤みたいなコインが被せられ、
そのせいで頭が3倍くらい巨大化している。

この仕事、受けるんじゃなかった・・・!

ま、いいか、
帽子だと思えば・・・、
顔は出るんだから・・・。

その顔に、スタッフが、
こともあろうか、金粉を塗り始めた。

小生は恐る恐る、
「あのぉ、金粉は皮膚呼吸ができないんじゃ・・・?」
と、スタッフに訪ねると、
「これは大丈夫。多少、肌が荒れるかも知れないけどね」
と、ペタペタと塗っていく。

多少って・・・どれくらい荒れるんだろう・・・?

不安の中、見る見るうちに、
自分の顔がW金色の輝きWを発していき、
それと並行して、
自分の顔からW精彩の輝きWが消えていった。

スタッフから、
「はい、これを着て」
と、渡されたのは、胸に¥マークのついたタイツ。
「次、これ締めて」
と、渡されたのは、ガマ口財布がついたベルト。
「最後、これ履いて」
と、渡されたブーツを履くと・・・。

金の亡者・怪人ゼニクレージーの完成!       

生まれて初めての体験だった。
あまりにも異様すぎる自分の姿を見たのは・・・!

そして、つくづく後悔した。
九州の田舎の両親に、
「顔が出て、セリフもあるとばい。すごいやろ」
と、電話したことを・・・。

しかし、受けた仕事は断るわけにはいかない。

ここは正念場。
「ようし、やっちゃるばい!」
と、気持ちを切り替えた。

                     続く



posted by 井上誠吾 at 23:57| 日記