2008年05月16日

七転八倒

現在、10月に公演する舞台の台本を書いております。
タイトルは『モンスター・ルーム』、サブ・タイトルとして、
「大人たちの放課後」であります。

今、学校で理不尽な親たちの行動が問題になっています。
「義務教育なんだから給食費は払わない」とか、
「うちの子を学芸会の主役にさせて欲しい」とか、
「子供が朝起きないので、起こしに来て欲しい」とか、
呆れてしまう要求を突きつけてくる親たちがいます。
教師たちは途方にくれ、精神的に追いやられているのです。

それらの資料集めをしていると、確かに精神的に追いやられたような、笑っちゃうのがありました。
パンティー泥棒で捕まった教師が、
「親たちの要求が強くて、ついパンティー泥棒に走りました」
とのこと。
ソレ違うだろ、おめーの個人的な趣味だろ。
と資料にツッコミ。

いずれにせよ、教師と保護者の軋轢は歴然とあります。
今回の舞台は、
そんな教師と保護者たちによる、一夜の戦争物語です。

今の社会を、痛烈に批判し、痛快に笑い飛ばし、
現代人の希望と絶望、そして還るべき場所、
それらを清濁あわせのみ、悲喜こもごもとした、超娯楽作品として叩きつけます!

と、まぁ、勢いだけはいいのですが・・・、
第一稿のラストの大詰めが遅々として進みません。
書いては腕組、書いては寝転び、書いては逆立ち、書いてはイビキ、否、イブキ!
そう、壁に突き当たれば、イブキや黙想をしては再挑戦です。
まさに、七転八倒の状態であります。

書くことが楽しい、という物書きがいます。
羨ましい限りです。
本当にそうなの? カッコつけじゃないの?
三日で映画のシナリオを楽しく書き上げた、という話が、
実は苦悩の末に三ヶ月かかっていた、という話はざらにあるけど・・・?

他人の才能に嫉妬している場合じゃない。
それにしても、小生の場合は、
書くことは、苦しきことのみ多かりき、であります。

確かに、猛然と筆が進み、
「いいね、いいね、俺って天才じゃん!」
とトランス状態になる時もあります。
我を忘れてアクセル全開、
高速道路をドライビングハイ、
脱稿という栄光のゴールへ向けて風を切って走る!
が・・・翌日、それを見て、
「誰が書いたんだよ、コレ?」
と唖然。
「てゆーか、おめーだろ」
と自分にツッコミ。
「だよね、だよね、俺だよね? 信じられないよ、ハラハラドキドキのサスペンスがワクワクウキウキのファンタジーになっちゃってる」
と卒倒してきたこと数十回。

と言うわけで、七転八倒しつつ、書いております。
書くことで、一番うれしいのは、
「よかった!」「感動した!」
と作品を観た人々に喜んで貰えることです。
その瞬間の喜びのために七転八倒しつつも書いている、と言っても過言ではありません。
皆さん、10月の公演、ぜひ劇場に足をお運び下さい!

いずれ、出演陣などの詳しい宣伝をさせていただきます。
乞うご期待!


posted by 井上誠吾 at 10:27| 日記