2016年06月07日

子育てが難しい時代@・・・に思う



第八回関東飛翔選手権大会、無事に終了!
皆さん、お疲れ様でした。そして、ありがとございました!

大会終了後の挨拶で、
「子育てについて」の話をしていましたが、
撤収時間が迫っていたため、
「あとはブログで書きますから見て下さい」
と手短に終わらせて頂きました。

当日の話と重複しますが、
不在だった方々にも内容が伝わるように、
以下、「ですます調」ではなく、「である調」で書き進めます。



‶7才児の置き去り騒動‶
が発生し、子供の躾の難しさが問われている。

少年部保護者の方からも、
「子供がいうことを聞かない場合、どうすれば良いのか?」
との相談を受けていた。

そこで、小生の子供の頃の話をさせて頂く。
小生も、あの大和君と似たようなことをする子供であった。

あれは6・7才の頃。
走るバスの上に石を投げたことがある。
小生の田舎は福岡県筑豊で、炭住の下を西鉄バスが走っており、
「バスの屋根に石を投げたら、どんな音がするんだろう?」
と、通るバスを見下ろすたびに思っていた。

ある日、その好奇心を抑えきれず、石を投げてみた。
ポコーン、と太鼓のような音がして、
「ああ、こんな音なんだ」
と思ったところが、
「なんを投げたとかッ!」
と運転手さんが大変な剣幕で飛び降りてきた。
それを知った母親から、
「なんで、そげんことするとね。こんバカたれがッ!」
と平手で何度も尻を叩かれた。

その母の顔を見上げると、叩きながら泣いていた。

まだある。
今度は、石炭を運ぶトロッコである。
「トロッコの線路に石を置いたら、石はどうなるんだろう?」
と、トロッコが通るたびに思っていた。

そして、ある日。
ついに、その好奇心を満たしてしまう。
トロッコが走ってくるのを見て、線路に小石を置いて、
今度は見つからないように草むらの陰に隠れて、
石がどうなるのか、わくわくして、様子を見ていた。
なんのことはなかった。
小石は無残にも、パーンと砕けて弾き飛ばされた。
ところが、その‶犯行現場‶を近所のおじさんが見ていた。

母親はまた泣きながら、
「このバカたれが、なんで分からんとねッ」
と平手で叩くのだが、手が痛くなったのであろう、
ハタキを取り出して、その柄で叩かれた。

今だったら「虐待」と受け止められてしまうのは間違いない。
しかし、
「あれは、けっして虐待ではない」
と叩かれた本人がそう思っている。

事実、小生には、その荒療治の躾が効果てきめんであった。
悲しむ母の顔を見て、
‶石を投げたり、石を置いたり‶
することは、
「面白そうだけど、悪いこと」
だと知って、それ以来、一切しなくなった。

しかし・・・、
それでも、他の面での小生の悪ガキぶりは続いた。
そのたびに、なぜか知らないが、犯行がバレてしまう。
「悪いことしたらバレるとたい。嘘ついてもバレるとたいッ」
母親は叩く手が痛いから、
平手からハタキ、ハタキからホウキへと持ち替え、
‶武器を高機能化‶しつつ、諭していった。

おかげで、大人になり、
「天網恢恢疎にして漏らさず」
のことわざを知った時、
天道は厳正で、悪いことをした人間には必ず報いがある
とのことを遅れ馳せながら悟る(笑)ことになる。

母親から叩かれたことで、恨んだことなど一度もない。
泣きながら叩く母親の顔を見上げて、
‶愛情を込めて、本音でぶつかり、本音で叱っている‶
と子供ながらも本能的に感じ取っていた。

今回の‶置き去り騒動‶について、
「置き去りは虐待です」
「手を挙げることは躾になりません」
「褒めて育てることです」
等々、したり顔でテレビのコメンテイターたちが言っている。

何をいうか、このバカ者ぞろいが!
それは何の問題もない子供に対してだけに通じることだ!

もし、あのコメンテイターたちの子供が、
小生の子供の頃と同じような子供だったら、どうする?
バスに石を投げたり、線路に石をおいたりする悪ガキだったら、
あのように、もっともらしい事を言っていられない。
悪ガキを甘やかしていると、とんでもない結末を迎えてしまう!

つまり、こうだ。
小生みたいな悪ガキに対して、
石をバスに投げつけたとしても、
石をトロッコの線路に置いたとしても、
「よかったね、誰もケガしなくて。もうしてはダメだよ」
とゆるく言われると
「うん」
と返事はするが、反省はしない。
それを、甘い親は反省をしたと思って、その子を褒めるだろう。
小生が悪ガキなら、完全に勘違いをしてしまう!
そして、
「そんなに悪いことじゃないんだ。面白いから隠れてやろう」
と陰で悪いことを繰り返していく。
その挙句が・・・。
やがて、
マンションからペットボトルを通行人に投げつける
道路にコンクリートを置いてバイクを転倒させ死亡させる
と、あのような事件を起こす若者になってしまう!

正直に言おう。
小生は、あの二つの事件が起こった時、
ペットボトルを投げる気持ちも、コンクリートを置く気持ちも、
恐ろしいことに、充分に理解できた。

あの二人の若者は、小生と同じ傾向にある‶悪ガキ‶なのである。

まったく、テレビコメンテイターたちには困ったものだ!

あの‶ペットボトル投げつけ事件‶の犯人に対しても、
あの‶コンクリートを置いて死亡させた事件‶の犯人に対しても、
「どうして、そんなことをするのか、理解に苦しみますね」
と首を傾げながら評論をする。

経験値の少ない人間が、視聴者に向かって、
したり顔で、さも分かったような口を利きながら、
解決策も、対案も何も出さず、不安材料だけを投げかける。

もし、彼らが子供の頃に、
小生と同じように悪いことをして、
親から泣きながら叩かれ、諭され、そして心底から反省する
という経験をしていたならば、
「置き去りは虐待」「手を挙げてはいけない」「褒めて育てる」
などと軽々には言えない筈である。

悪ガキの子育てに悩んでしまっている皆さん、
テレビの無責任なコメンテイターたちに惑わされてはいけない!
親が悩むと、その悩みが別の形で子供に伝染してしまう!

もっと、気楽に子供と本音で向き合えばよいのである!

小生は己れの体験から、
「愛情を込めて、本音でぶつかり、本音で叱れば、子供は響く」
「良くないのは、子育てに自信をなくしてしまう事」
そう断言する!

またしても、ナガクなってしまったが・・・、
「空手道場の果たすべき役目」について、
次回,この続きを述べさせて頂く。





posted by 井上誠吾 at 15:30| 日記