2021年01月22日

門馬智幸師範の本!



門馬師範が上辞された、
『武道に学ぶ めげない子育て論』
を読了した。

素晴らしい本である!

この本は、
空手の指導者、学校の先生、そして少年部の保護者、
それらの人々にとっての必読書である。

ここで、本の‶ネタバレ的な内容‶を書くつもりはない。
是非とも、購読していただくことを願って、以下を書き進めていきたい。

プロローグとして、
門馬師範が初めて書いた私小説から読むことになるのだが──、
小生自身が、物書きの端くれとして小説を書いている視点から…そう簡単に小説は書けないぞ…と少々厳しく読み進めていった。

しかし、小生の‶読み‶を見事に裏切ってくれた!
門馬師範、なかなかやるではないか(喜)!
飾ることなく、弱かった自分の子供時代が吐露されており、書き手の技巧うんぬんなどは度外視して、非常に好感を持った。

「上から目線で大変申し訳ないが、私と門馬師範の関係性を汲んで頂き、ご容赦願いたい」
と、この「   」の部分を記憶の片隅に置いた上で、本を読み進めると思わず笑える箇所がある筈だ。
ちなみに門馬師範は…この本の一節を読んだ誠真会館の方々が不快に思われるのでは?…と気にされていた。
「そんなことはありませんから」とお返ししたが…その辺の裏話も含めて、読み進めるのも一興であろう。

私小説から始まり・・・、
門馬師範の心の叫びが吐露されていく。
一人の弱い人間が、
強さに憧れ、
強さに憧れるゆえに、苦悩し、
苦悩するがゆえに、人として成長していく!

その成長譚が、素直な文体で描かれており、実に心地よい!

そして、後半にかけて、門馬師範の真骨頂が出てくる!

もう、この辺を読んでいると、共感・共鳴・賛同の嵐だ!
常々、門馬師範とは意気投合し、多岐に渡って会話が進むが、この本の中に見事にまとめられている。
読むごとに、ワクワクしながら一体感さえも生まれてきて…、
「門馬師範と出会えて良かったッ!」
と、知己を得たことに感謝の気持ちが湧いてくる!

ついつい内容に触れたくなるが、もう、これ以上は触れない。
とにかく、読んで頂きたい!

空手を通して、
真摯に生きることと対峙し、
数々の難題を乗り越えていった戦いの軌跡を堪能されたい!

読む人々に、希望や勇気を届けてくれることは間違いない!

門馬師範は、
「本の中で、まだ書きたいことが山ほどあったのですが…」
と小生に裏話を漏らされたが、
小生もまた、
「ブログの中で、まだ書きたいことが山ほどあるのだが…」
この辺で締めたい。

最後に、この本には、
「率先垂範」
という言葉が各所に活かされており、胸に突き刺さった。

これは、小生は勿論のこと、
空手の指導者・学校の先生・少年部の保護者、
そして、各団体で空手の修行に励んでいる道場生、
さらには、コロナ禍で迷走している政治家・高官・企業家、
すべての大人たちが、
「率先垂範」
に‶気づかせてくれる名著‶となるであろう!

但し、心眼で見ることだ。
心の目で素直に読み進めていかないと、その真価を理解することができない!

物知り顔で、
汚れて、濁った大人の視点で、見てしまうならば、
素直で、純粋に、魂を込めて書かれた門馬師範の思いは届かず、
その貴重な‶気づき‶など得られはしない。

つまり、とことん素直で、純粋な気持ちで、読み進めていけば深い感動が伝わる、ということだ。

それは、最後の章で、
【門馬師範へのメッセージ】の寄稿文に表れている。

実弟の門馬功師範代はじめ、
愛弟子の山名菜穂子先生・若手の有望指導員、
よく存じ上げている方々のメッセージが素直で純粋で素晴しい!

皆さん、異口同音に、
門馬師範への感謝・感動の思いを熱い言葉で綴られている。

これは、
門馬師範が武道を通じて悟了された‶徳‶のなせる業だ!

感服の極み!






posted by 井上誠吾 at 11:41| 日記