2008年09月26日

小泉”劇場の終演──“磨心頑”劇場の開演

「小泉元首相が政界引退」のニュース。
さすが、パフォーマンスの小泉さん。
自分の人生を演出するのに、これほど上手い人はいないな、と感心してしまいました。

安倍さん、福田さん、と引き際の悪い引退が続き、
そのあとを受け、麻生さんが首相になった翌日、を選んで引退を宣言する。
見事なまでの自己演出です。

コメンテーターの誰かが言いました。
「十年後、二十年後に評価される歴史的な名首相でしょう」
と・・・。

ナニ言ってんだ、コイツ?

今、大騒ぎしている格差問題、年金問題、後期高齢者医療制度問題、はすべて小泉政権が打ち出したものじゃないか!

小泉さんは、
“弱者を切り捨て、虐げる社会”の生みの親であり、
更に、イラク戦争への参戦、北朝鮮ら致問題も未解決、道路公団民営化の骨抜き、と挙げていけば、キリがないほど問題を山積したまま、辞めていくのです。

小泉さんのどこを取って、
「名首相」と言えるのか、「迷首相」と言うのなら、まだしも、否、それも違いますね。おそらく、小泉さんの辞書には「迷い」という文字はないでしょう。
「迷い」がないから、途中で投げ出しても、本人は投げ出したと思っておらず、傍から見ると、潔く見えてしまうのでしょう。

誤解のないように、小生、一応、褒めているつもりです。
小泉さんは、政治家としては、問題山積ですが、
自己の人生を演出する能力は天才肌、と!

安倍さん、福田さん、麻生さん、そして・・・、
小泉さんも、世襲されたお坊ちゃん議員でありました。
なにやら、小泉さんは、次男を後継者にするらしいとの事。
いつの間に、日本の政治家は世襲制になってしまったのか!

知人の区議会議員がポツリと洩らした言葉を思い出す。
「9割の政治家が真剣に政治と取り組んでいない。政治は残りの1割の人で動いている」
政治の無駄は、公共事業だけではなく、政治家にもあったのです。

世襲制は、政治家に限らず、俳優の世界でもあります。
しかし、政治家のように、そう簡単にはいきません。
デビュー当時は、親から、運も才能も受け継ぎ、羽ばたこうと飛び立っていくのですが、辛酸をなめる二世、三世の俳優たちは数多くいます。

そんな不遇の女優が、今、小生の目の前にいます。
真瀬樹里・・・千葉真一と野際陽子の愛娘であります。
“小泉”劇場ならぬ、“磨心頑”劇場で、今、闘っています。
両親の庇護から離れ、女優としての可能性を求め、自ら研鑽しようと闘っています。
彼女らしく羽ばたいて欲しい、
彼女らしく女優の位置を築いて欲しい、
演出を担う小生も、その力添えになればと稽古に取り組んでおります。

さて、
“磨心頑”劇場は、“小泉”劇場と違って、
弱者を切り捨てず、虐げず、
弱者に対して、優しいまなざしを向けた劇場です。
皆さん、是非とも、劇場に足を運ばれ、涙あり、笑いありの、
生の俳優の魅力を堪能して下さい!



posted by 井上誠吾 at 11:00| 日記