2006年12月20日

人は一人では生きていけない

人生、意気に感ず。
人というのは、お金や名誉で動くものではなく、潔くあたたかい気持ちで動くものなんだ。
最近、つくづく、そう思います。

当初は、たった一人で道場を立ち上げる意気込みでした。
しかし、一人、二人、と志を共にしたい、という人々が現れ、
やがて、三人、四人、となり、今では数多くの協力者、支援者、応援者、の皆さんに囲まれている事を実感しています。

本当にありがたく、感謝しております。

今思えば、
小生一人で立ち上げられるわけがない、
と傲慢さを恥じ入る思いです。

武道精神の奥にある武士道精神とは、
『人として美しく強く生きること』
に集約される、と小生は理解しております。

見渡せば、賄賂、汚職、談合、詐欺、裏金、天下り、闇献金、粉飾決済などなど、人間のエゴと欲望にまみれた世の中であります。

泥まみれの中でも、美しく強く生きていきたいものです。

漢の時代の、准南王劉安の著した『准南子』に、
『陰徳あれば陽報あり』
という言葉があります。
人に知られず陰で良い行いをしていれば、やがては良い報いがある、という教えであります。

小生の、好きな名言、のひとつであります。

しかし、そんな聖人君子な生き方など、そうは簡単にできるものではありません。
また、うがった見方をすれば、良い報いを得られたいから、良い行いをするのか、とも捉えられるでしょう。
それでも、この名言の持つ力、は大なり小なり、小生を勇気づけてくれているのは間違いありません。

かつてのサムライたちは、
美しく強く生きることを信条としていました。
その生き様こそが、『陰徳』に繋がるような気がします。

才に走らず、徳でありたい!

そうすれば、必ず、意気に感ずる人々の輪はさらに大きく広がっていくでしょう。
まるで、泥の中で咲く蓮の花のように、一つ、二つと咲き誇り、やがて、三つ、四つと増え、エゴと欲望にまみれた水面を埋め尽くしてくれることでしょう。

人は一人では生きていけない。
そう、実感する日々です。
posted by 井上誠吾 at 12:21| 日記