2009年05月17日

祭りの準備

西荻窪の商店会の総会に参加した折、
「婦人部なんて、跡を継ぐ人が誰もいないのよ」
総会が終了し、懇親の食事会に入った時、初老のご婦人が、ポツリと洩らされると、
「婦人部だけじゃない。俺たちが死んだら、この商店会そのものが無くなるかも知れない」
と初老の男性が言葉を繋げました。

会席を見渡せば、高齢の役員さんばかりで、56才の小生が若手に入るくらい高齢化が進んでおり、商店会役員の跡を継ぐ人がいなくなっているのです。

地方都市では “シャッター通り”と称されるほど、商店会の空洞化が問題視されていますが、
なんと、東京の西荻窪という繁華街でも「役員の跡継ぎがいなくなっている」という現実に直面しているのです。
理由の一つに、商店会員数は多いけれど、そのほとんどが、テナントの業者、ということもあるのでしょう。
お付き合いで商店会員となり、会費は払うけれども、商店会活動には参加しない、という人が増えているのです。

高齢の役員さんたちは、祭りはもちろん、様々な行事があるたびに老いた体に鞭打ちながら活動されています。
赤色灯を手に交通整理をしたり、
ハシゴをかけ、高いところに登って作業したり、
道路に貼りついたガムを清掃器具で取り除いたり、
夜間の街をパトロールして防犯活動をしたり、
と、高齢の役員さんたちは、目に見えないところで、地域への貢献をされているのです。

これまで誠真会館として、夜間のパトロールに参加し続けてきたのですが、新宿支部の開設により、参加はしたいけれど日程が合わない、と忸怩たるものがあり、反省しています。

その、せめてもの“償い”というか、”お詫び”というか、
”共に参加する喜び”というか、様々な思いが込められての祭りであります。
何人かの役員さんから、
「子供たちが祭りを盛り上げてくれているので嬉しい」
「子供たちが元気いっぱいにやる演武が微笑ましい」
と有り難い言葉をいただいております。

懇親会が終わった後、前述の役員さんが、
「30年後の商店会は、どうなっていることやら・・・」
と、別れ際に言われた言葉が気になりました。

街を明るくしている街路灯は、商店会が管理しています。
もし万が一ですが、商店会という組織が消滅したなら、
街路灯も消え、防犯面で不安が生じるくらい、街は暗くなることでしょう。

今、高齢の役員さんたちは、一週間後の祭りへ向けて準備をしています。
多くの人たちに祭りを楽しんでいただく事が、商店会の役員の皆さんの、遣り甲斐にも喜びにも通じる、というものです。

5月23日(土)午前11時・西荻窪駅前にて祭りが開始されます。
そして、誠真会館では、正午頃・演武を披露させて頂きます。
誠真会館の子供たちには、
祭りに参加し、
演武で盛り上げ、
地域の人々に喜ばれることの大切さ、を伝えたい!
そう、思っております。
皆さん、時間がありましたら、せびご覧になって下さい。


posted by 井上誠吾 at 16:42| 日記