2010年01月09日

「剣禅一致」を源流に「拳善一致!」


誠真会館を創立した目的は、
「武道を通して、強くなった分だけ弱者に手厚く、『強くやさしい日本人』になることを共に志向する!」
これにあります。

生きていく中では、
精神的に苦しかったり、
肉体的に苦しかったり、
誰しもが経験することです。

その精神的苦痛、肉体的苦痛から逃げず、
真っ正面から向き合い、克服することが大切です。

剣禅一致、という熟語があります。
小生なりの見方で解釈させていただくと、
宮本武蔵は、剣の道から、五輪の極意の道へと・・・!
山鹿素行は、兵学の道から、民の平安の道へと・・・!
山岡鉄舟は、剣の道から、思想の達人の道へと・・・!

三者三様、生き様は違えども、
若い頃、戦いの茨道を体験し、晩年に至る頃には、人間らしく生きる道へと大変貌を遂げています。

つまり、三人の武の達人たちは、
人を殺める剣の道には、
人を活かす禅の道が内奥するがゆえに、
人は、全人格的な成熟に至るよう修養すべきである、
と己れの人生を通して大悟したもの、と解釈しております。

ここで、小生なりに、
「剣」を「拳」に、
「禅」を「善」に、
置き換えさせていただき、
誠真会館は、「拳善一致である」と申し上げたい。

「拳」── つまり、空手で培ったものは、
日常生活の中で、「善」として活かしていただきたい!

経済格差・教育格差・地域格差が顕著になった日本。
本来なら、いにしえから伝承されてきた、
仁(おもいやり)・義(すじ道)──の国、
であるべき筈なのに、弱者に対して、こんなに冷たい国に陥ってしまっている。

こんな体たらくな日本で良いわけがない!
少なくとも、誠真会館の道場生の皆さんは、
「強くやさしい日本人」となり、
それを日常生活の中で活かすべく、
「拳善一致」の一石を投じて欲しいと願っております。

その「拳善」の波紋が、身近な人々へと広がっていき、
さらに、地域や社会へと広がっていくことを強く望むものであります

先ずは、
かく言う小生自ら、
「拳善一致」に励むことを年頭に誓いました。

押忍!
posted by 井上誠吾 at 22:05| 日記