2007年07月03日

悲喜こもごも

バイクで颯爽とカーブを曲がったら、
突然、警官が現われ「一時停止しませんでしたね」という。
「ここが、一時停止?」と問い返すと、
「標識があります」と若い警官が標識を指差します。

よく見ると、ゆるい左カーブで、一時停止する必要のない場所に、一時停止の標識があるのです。
「ここで一時停止する必要がどこにあるんだッ?」
小生、警官を一喝!

踏み切りや赤信号で、停止をしなかったのなら、素直に、潔く、謝りもしますが、
事故に繋がるような危険性のない、このような場所に、一時停止の標識を設置する公安委員会が許せない!
小生の中にある公僕への怒りが込み上げ、
「君たちは、いったい、何を考えているんだ!」
と警官を責めまくります。

ごれじゃ、どっちが“悪いこと”したのか判りません。

小生が警官を“尋問”している最中、その横では、次から次へと一時停止しない車が通り過ぎていきます。
「今の車、止まらなかったよ。ホラ、次も止まってない」
と実況中継をしても、若い警官は我関せず、ニコニコ相槌を打ちながらキップ切りに夢中で、小生は置いてきぼりです。

「君・・・ここで見張っていたら、沢山、捕まえられるね」
と皮肉をぼそり。
「いえ、そんなことはありません」
と若い警官は応えるが、「実はそうなんです。成績を稼がせて貰っています」との本音が表情に表れている。

正直な若者だ。
それにしても、生来が快活なのか、警官よりも、アメ横あたりの魚屋か肉屋の兄ちゃんのほうが似合っている気がする。

年齢は、うちの次男と同じくらいかな・・・。
と社会人2年目を迎えた次男と若い警官が重なってきます。

これ以上言うと、可哀想だな・・・。
まじめそうだし、コツコツと自転車窃盗犯やら、下着泥棒やらを捕まえてくれそうな“良い警官”になる気がする。
小生が、そんなことを思っていると、
「お待たせいたしました。それでは、この書類をお持ちになって銀行か郵便局でお支払い下さい」
爽やか過ぎる営業マンのように、キップを差し出します。

「で、この違反は、何点になるの?」
「2点になります」と、サービス得点でも付いたかのように明るく応対してくれます。
2点か・・・ま、それで、この若い警官が少しでも出世すればいいか、と思いつつバイクにまたがると、
「お気をつけて運転なさってくださいッ」
と若く明るい警官はクライアントでも見送るように一礼。

小生、思わず微笑んでしまい、小さく片手を上げ、その場を走り去りました。

爽やかな、良い警官だったけど・・・、
あの場所を、一時停止に指定する公安委員会は良くない!
それに、個人的には、点数と反則金が痛い・・・!

悲喜こもごもの小生でありました。




posted by 井上誠吾 at 14:40| 日記