2007年07月17日

地震

またもや中越地方で地震が発生してしまいました。
亡くなられた方々には心よりご冥福をお祈いたします。
また、被災された方々の窮状を思うと、早急な復興を願わずにいられません。

実は、小生、地震が大の苦手であります。
今から、35年以上前の話ですが、俳優を夢見ていた小生は、東京で起る地震が恐くて、上京を先送りしたほどなのです。

あの当時、週刊誌を中心としたマスコミは、
「近いうちに東京に大地震が来る!」と毎週に近いほど報道しておりました。
小生、それを信じて、地震に遭いたくないばかりに、様子を見ていたのですが、俳優への夢を抑えることが出来ず、“命を決して”上京したのであります。
上京して、すぐに、“地震到来説”の風潮を反映してか、小松左京の小説『日本沈没』が大ベストセラーとなり、続いて、東宝が藤岡弘主演で、これを映画化して、これまた大ヒットとなりました。
それから約10年後、
地震恐怖症が高じて、『マグニチュード11』という舞台の台本を書きました。
“地震で地下鉄の中に閉じ込められた人々”の人間性を問いかけるサスペンス物で、出演も致しました。
その台本の資料集めをする中で、当時の自衛隊の戦闘機一機が60億円だったのに対し、地震予知に充てる予算が同じ60億円だと知り、驚きました。

人を殺す戦闘機一機の予算と、人命を地震から守る予算が、
まったく同じなのです。
地震恐怖症としては大変なショックであります。
他にも、安全と言われている地下鉄ですが、手抜き工事が行われているので危険とか、
ガスも、パイプが破裂しても元栓が止められるので安全だけど、漏れた場合のガスは危険とか、
様々な資料を手に入れ、そのいくつかを台本の中に散りばめていきました。

自分の資料集めを誇るわけではありませんが、
その数年後、
地下鉄の手抜き工事で道路が大陥没、
ハイプの亀裂でガス漏れして大爆発、
と信じられない事故が、現実に発生しました。

皮肉なことに、二年前(小生が上京して30数年後)これまで地震などなかった小生の故郷・福岡で、起る地域ではないとされていた大地震が起りました。
母は生まれて初めての大地震に「こんな恐い事はなかった」と電話の向こうで声を震わせていました。

日本は地震国です。
もっと、国や自治体が地震に対する予算をかけるべきです。
どんなに予算をかけたとしても、無駄な公共事業の予算から比べたら、呆れるほど低予算なのです。

今回、手厚い予算がかけられていたら、
亡くならずに済んだ方々がいたのではないでしょうか。
それに・・・、
原子力発電所の火災原因が、自治体や企業の管理ミスや手抜き工事でないことを信じたいものです。

亡くなられた方々に合掌・・・!
posted by 井上誠吾 at 10:22| 日記