2013年04月15日

第二回日本空手連盟型試合を終えておもう・自己の内面との戦い



昨日の14日、荻窪体育館にて、
第二回目となる型試合を行いました。

先ず、主催者として、限られた時間内での試合進行のため、決勝戦を各コートで行い、表彰式を別室で行うという形式を取らせていただいたこと、深くお詫び申し上げます。
次回より、反省点として、見直していきたいと思っておりますので、ご容赦くださいますようお願い申し上げます。

さて、試合に参加した選手たちですが、
型を間違える、技を忘れる、気合がない、腰が高い、、
と道場では出来ていても、いざ本番当日となると、
ドキドキして舞い上がってしまい、本領発揮とはいかなかった選手が何人も見受けられました。
それは無理もないことです。

今回の規定型・選択型は、いずれも約1分程度。
そのわずか1分の中で、技、気合、腰はもちろん、
技の緩急・力の強弱・息の調整・体の伸縮・残心・ 技の正確性・技の軌道・運足等々・・・、
さらに、礼儀と俊敏な態度、が判定項目とされています。

それらの項目を意識しつつ、
1分間という短い中で、型を競い合うのです。
選手たちには、究極の集中力、が求められます。
集中して取り組めば、時には型の1分という時間は、とてつもなく長い時間に感じることがあります。
たかが1分、されど1分、なのです。

永遠とは、一瞬の無限大なり!

人は、この瞬間、瞬間、を生きています。
有事の際は、一瞬の油断が生死を分けることもあります。
空手は武道です。
武の源は、生死を決する戦い、にあります。
(※ それゆえに、武を極めた者は弱者に優しくなければならない、のですが、ここではそのような講釈は留め置いて、話を瞬時の判断、へと繋げます)

瞬時の判断は、誰もが直面し、求められることです。
生きていく中には、瞬時に判断しないと、時すでに遅し、ということが多々あります。
小生自身、その時Wを逃し、失敗したこともあるし、
友人・知人の中にも時Wを逃して失敗した人は数多くおり、またマスコミで報道される著名人の中にも、あるいは歴史上の人物の中にも、時Wを逃して失敗した例は、枚挙にいとまがありません。

瞬時の判断は、生きる上で大切なものです!

空手の修行の中に、それがあります!
特に、型試合の1分間、という中にすべてが集約されている、と確信しています。
ゆえに、型は真剣に取り組めば、取り組むほどに、辛く、苦しいのであります。
型は鍛錬です。
肉体と精神を繋ぐ鍛錬なのです!

今回の試合では、
幼年部や小学低学年にとっては、1分の中で、すべてを発揮するというのは至難の業であったことと思います。
しかし、試合へ向けて、道場内で懸命に稽古を積んだことは、けっして無にはなっていません。
例え、一回戦で負けたとしても、大勢の観客を前にして、その1分間を戦った、ということは有形無形の貴重な心の財産Wとなって残っていくことでしょう。

大会の挨拶でも申しましたが、
「型は、自分自身の内面との戦い」
であります。
それは、そのまま日常生活へと繋がっていくものです。
その「自分自身の内面との戦い」は生きているすべての人々が避けては 通れない“難題”でもあります。

生涯に渡り空手の修行を続け、
瞬間、瞬間の中で、
「自分自身の内面との戦い」を克服し、
強く、優しく、潔く、生きていってほしい、
と願っています!

最後に、
選手の皆さん、
少年部の保護者の皆さん、
スタッフ・審判・各道場の責任者の皆さん、
関係されたすべての皆さん、
お疲れ様でした!
そして、ありがとうございました!
押忍!



posted by 井上誠吾 at 11:59| 日記